ごん狐(1)

ごん狐(1)

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ごん狐(1)

これは、私(わたし)が小さい(ちいさい)ときに、村(むら)の茂(も)平(へい)というおじいさんからきいたお話(おはなし)です。むかしは、私たち(わたしたち)の村(むら)のちかくの、中山(なかやま)というところに小さな(ちいさな)お城(おしろ)があって、中山(なかやま)さまというおとのさまが、おられたそうです。その中山(なかやま)から、少し(すこし)はなれた山(やま)の中(なか)に、「ごん狐(ぎつね)」という狐(きつね)がいました。ごんは、一人ぼっち(ひとりぼっち)の小狐(しょうきつね)で、しだの一(いっ)ぱいしげった森(もり)の中(なか)に穴(あな)をほって住んで(すんで)いました。そして、夜でも昼でも、あたりの村へ出てきて、いたずらばかりしました。はたけへ入って芋をほりちらしたり、菜種がらの、ほしてあるのへ火をつけたり、百姓家の裏手につるしてあるとんがらしをむしりとって、いったり、いろんなことをしました。或秋のことでした。二、三日雨がふりつづいたその間、ごんは、外へも出られなくて穴の中にしゃがんでいました。雨があがると、ごんは、ほっとして穴からはい出ました。空はからっと晴れていて、百舌鳥の声がきんきん、ひびいていました。

 

这是我小的时候听村子里的茂平爷爷讲的故事。很久以前,在我们村子附近有一个叫中山的地方中山那里有一个小城,小城里有一个叫中山的老爷。离中山不远的一座山里,住着一只狐狸,它的名字叫做阿权。阿权是一只孤零零的小狐狸。在生长着茂密的凤尾草的森林里挖了个洞,然后住在里面。不管白天夜晚,他经常到附近的村庄里捣乱。比如跑到田地里,把白薯刨得乱七八糟,或者在晾晒油菜花杆儿的地方放一把火,还有就是把村民们挂在院子后门的辣椒揪下来玩。阿权做了许多像这样的事儿。有一年秋天,连着下了两三天的雨,阿权没办法出去玩儿,于是就缩在洞里呆着。天一放晴,阿权终于松了口气,连忙爬到洞外面去了。洞外晴空万里,伯劳鸟欢快地放声歌唱。

单词

 

日文出处:新美南吉「ごん狐」



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用户评论
  • 出走的兔兔sama

    要是有原文就好啦

    词源日语教育 回复 @出走的兔兔sama: 原文附上了。

  • 出走的兔兔sama

    bgm是我最喜欢的百鬼