螃蟹的生意1

螃蟹的生意1

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蟹(かに)のしょうばい

蟹(かに)がいろいろ考(かんが)えたあげく、床屋(とこや)をはじめました。蟹(かに)の考(かんが)えとしてはおおできでありました。

ところで、蟹(かに)は、「床屋(とこや)というしょうばいは、たいへんひまなものだな。」とおもいました。と申(もう)しますのは、ひとりもお客さんはこないからであります。

そこで、蟹(かに)の床屋(とこや)さんは、はさみをもってうみっぱたへやっていきました。そこにはたこが昼寝(ひるね)をしていました。

「もしもし、たこさん。」と蟹(かに)はよびかけました。

たこは目(め)を覚(さ)まして、「なんだ。」といいました。

「床屋(とこや)ですが、ご用(よう)はありませんか。」

「よくごらんよ。わたしの頭(あたま)に毛があるかどうか。」

 蟹(かに)はたこの頭(あたま)をよくみました。なるほど毛(け)はひとすじもなく、つるんこでありました。いくら蟹(かに)がじょうずなことやでも、毛(け)のない頭(あたま)をかることはできません。

螃蟹想了又想,终于决定开一家理发店。对于螃蟹来说,这可是一个了不起的想法。螃蟹想:开理发店可真闲啊。他这么想是因为,没有一个客人来。于是螃蟹带着他的剪刀,把理发店开到了海边。那里有一只章鱼在午睡。“哈罗哈罗,章鱼哥”,螃蟹跟章鱼打招呼。章鱼睁开眼睛问道:“怎么了?”“我是理发师,请问您需要理发吗”“你好好看看,我的头上有头发吗?”螃蟹上上下下地打量了一下章鱼的头。原来如此,章鱼的头上一根毛也没有,光溜溜的。无论螃蟹是多么出色的理发师,也没法为没有头发的头理发呀。


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