特措法改正案、13日にも成立 新型コロナ、与野党調整急ぐ
時事通信3/5(木) 11:14配信 より引用
自民党の森山裕、立憲民主党の安住淳両国対委員長は5日午前、国会内で会談し、新型コロナウイルス感染に対応する、新型インフルエンザ対策特別措置法改正案について、12日に衆院を通過させることで合意しました。
13日にも成立する見通しで、自民、立憲両党は5日午後に、参院での法案処理について協議、調整を急ぎます。
会談後、森山氏は記者団に「早く法案を成立させることで(与野党の)気持ちは一致している」と指摘。菅義偉官房長官は記者会見で「野党の協力をいただき、一日も早い成立を目指したい」と強調しました。
この改正案は10日に閣議決定、国会に提出され、12日の衆院通過後、直ちに参院で審議入りし、13日にも参院本会議で可決、成立する見通しです。
日本人は貧乏になった?
ここからはトークコーナー。今日のテーマは「日本人は貧乏になった?」です。日本という国のイメージ、様々あると思いますが一つにはお金を持った国というのも、かつてはあったんじゃないでしょうか。そうですね、昔懐かしいバブル経済時代。その当時はどんな人もたくさんのお金を持っていました。世界中に日本人が旅行に行って様々な高い買い物をしたのもそんな時代でした。世の中全体が*1浮かれ*2モードだったんですね。
その後バブルが崩壊して2003年に、ある本が出版されていたんです。それは経済学者の森永卓郎さんという方が書いた「年収300万円時代を生き抜く経済学」という本です。 当時この本が出版された時、作者のこの森永さんという方は、様々な経済学者や専門家の人たちから、*3けちょんけちょんに言われたそうです。「年収300万円の時代なんか、この日本に来るわけないだろ!」こういう厳しい批判をされたんですね。
ところがあれから十数年経って、今の日本の状況はどうでしょうか。まさに森永さんの言った通り年収300万円時代が到来したんです。それでは具体的にその年収300万円時代、ちょっとどんなものなのか見ていきましょう。
国税庁が毎年実施している調査「民間給与実態統計調査」というのがあるんですが、こちらからちょっとデータを引っ張ってきてみました。正規雇用で働く年収300万円台の会社員全体の22.7%です。そのうち男性は20.2%、女性は28.2%の方がこの年収帯に分布しています。300万円台ということですから一番下は300万円。一番上の方でと一番上の方だと390万円ぐらいとちょっと幅はありますが300万円台というのはやはり高い年収とは言えないでしょう。ざっと見た感じではありますが、全体の正規雇用の社員の22.7%ということはおおよそですが4人から5人に1人は年収が300万円台だということになりますね。これは正社員の年収です。
日本では今、非正規雇用の社員の人たちもたくさんいるんです。こういった人たちは年収が低いだけでなく保証も少ないので常に不安にさらされているんですね。ちなみにこの年収300万円というのは人民元に換算すると、例えば今日のレート1元15。5円位で計算して、約ですけども20万元ぐらいというふうに考えていると分かりやすいかもしれません。
さて、この年収300万円。これだけ聞くと一年間に使えるお金が300万円あるわけだから節約しながら生活すれば、そんなに大変じゃないんじゃないの。と思いますよね。でもこのお金は、額面と言って、実際に会社から振り込まれるお金ではないんです。実際にはこの金額から税金や保険料、年金などが差し引かれて手元にきます。
では実際に自分のもとに来るお金はどれぐらいなんでしょう。それでは、*4ざっとですがご紹介しますね。まず年収が300万円の方、実際に手元にくるお金、これは手取りという言い方をします。242万円です。年収が390万円の方、手取りは312万円です。つまり、自分の年収。額面が300万円だった場合には1年間に実際に使えるお金は242万円ということになります。これを12ヶ月で割って1ヶ月に使えるお金を計算すると約20万円という結果になります。この中から、居住費、毎月の家賃ですとか光熱費、電気、ガス、水道などを払って、もちろん食費や交際費、たまには出かけたりしますよね。被服費、これは洋服などのお金です。こうやって差し引いて行くとほとんど手元に残らないので、貯金をするなんて*5とんでもないですよね。それに自家用車を所有するというのも大変厳しいと思います。車を持っているだけで毎月の駐車場やガソリン代などもかかりますからね。
でも日本は本当にそんなに貧乏な国になってしまったんでしょうか。一応、世界第3位のGDP を誇る経済大国としては、まだまだ変わっていないですよね。では、その富の部分はどこに行ってしまったんでしょう?
年収300万円台の人がこれだけいる中で、億万長者と呼ばれる人たちも結構いるんですよね。億万長者の定義というのは一応、資産1億円以上ということになっています。一般的なサラリーマンの生涯年収はおよそ2億円ですので、その半分の資産を持っている人の事を億万長者と呼んでいるんですね。
この億万長者、2017年の時点ではなんと日本人の人口のおよそ2.5%つまり40人の中に1人は億万長者がいるという計算が成り立つそうです。1億円以上の資産ということですからもちろん10億円、100億持っている人も入るわけですよね。こうして見ると日本は貧乏になったというよりも格差が広がったという風に見るのがいいのかもしれません。この格差はこの後もどんどんと広がっていくのでしょうか。
ちなみに最初にご紹介した森永卓郎さんは2007年にこんなタイトルの本を出版しているんです。「年収120万円時代」 今はこれを見ると驚きですが 、そのうちまたこの予言が当たって年収 120万円台の人はざら。そんな時代が来てしまうのかもしれません。嫌ですね。トークコーナー。今日のテーマは「日本人は貧乏になった?」でした 。
*1浮かれ=沉醉
*2モード=样子
*3けちょんけちょん=(被贬得)一钱不值
*4ざっと=简略地,大概
*5とんでもない=不容易
中国人がもと貧乏らしい20万は若い人とて十分高いと思います...( ´Д`)y━・~~
和中国一样越有钱的越有钱,越穷的越穷,不过日本的遗产税很高!有钱也就这一代,下一代就变成正常人!而中国不是这样!
每天必听、幸运常伴~~~
丹羽日语fm 回复 @1390011dbly: 谢谢你的评论!每次都高兴😊
毎晩寝る前は必ずお聴きます!本当にありがとうございます😊
丹羽日语fm 回复 @willazhang: ありがとうございます!
天天睡前必听,赞👍
丹羽日语fm 回复 @日漂妈妈: 谢谢你的评论!
先生、ご原稿の中に、三百万円を元にして、20万円って書いてありましたが?お書き間違えだったでしょうか。
丹羽日语fm 回复 @礼礼南南: ご指摘ありがとうございます!!20万元の間違いです。すみません。今、直しました。これからも宜しくお願い致します!
请问bilibili里up主叫什么呢?
丹羽日语fm 回复 @蕾迪巴拉: お問い合わせありがとうございます。私がアップしている訳ではないので、わかりません。すみません!
2023.11.28
先生の声がはっきり聞こえて、優しいです!日本語専門の学生にとって、よい聴解材料だと思います!これからも聞き続けるつもりです!
先生,最初的文章是2003年有一本 「年収300万円時代を生き抜く経済学」,但在文章的最后是说2007年有本「年収120万円時代」书中说当时能达到这个预言金额的人很少。这个时代可能会来到。 是这个意思吗? 谢谢
丹羽日语fm 回复 @海洋洋ocean: 「年収300万円時代を生き抜く経済学」が発売された当時、誰もそれが現実になるとは想像していませんでした。でもそれが現実になりました。ですから、次に発売された「年収120万円時代を生き抜く経済学」の予想が現実になるかもしれない可能性は高い、という意味です。