音乐钟表2

音乐钟表2

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歌時計2

「おじさんのオーバーのポケット、大(おお)きいね」
「うん、そりゃ、おとなのオーバーは大(おお)きいから、ポケットも大(おお)きいさ」
「あったかい?」
「ポケットの中(なか)かい? そりゃあ、あったかいよ。ぽこぽこだよ。こたつがはいってるようなんだ」
「ぼく、手(て)を入(い)れてもいい」
「へんなことをいう小僧(こぞう)だな」
 男(おとこ)の人(ひと)はわらいだした。でも、こういう少年(しょうねん)がいるものだ。近(ちか)づきになると、相手(あいて)のからだにさわったり、ポケットに手(て)を入(い)れたりしないと、承知(しょうち)ができぬという、ふうがわりな、人なつこい少年が。
「入れたっていいよ」
 少年(しょうねん)は、男(おとこ)の人(ひと)のがいとうのポケットに、手(て)を入(い)れた。
「なんだ、ちっともあったかくないね」
「はっは、そうかい」
「ぼくたちの先生(せんせい)のポケットは、もっとぬくいよ。朝(あさ)、ぼくたちは学校(がっこう)へいくとき、かわりばんこに先生のポケットに手(て)を入(い)れていくんだ。木山(きやま)先生(せんせい)っていうのさ」
「そうかい」
「おじさんのポケット、なんだか、かたい冷たいものがはいってるね。これなに?」
「なんだと思(おも)う」
「かねでできてるね……大きいね……なにか、ねじみたいなもんがついてるね」


 音乐钟表2

“叔叔外套的兜可真大呀”

“对啊,因为大人的衣服很大,所以兜也很大咯”

“暖和吗?”

“你是说兜里面吗?那当然暖和啦,暖烘烘的,像点了火炉一样”

“我可以把手放进去吗?”

“你这小家伙竟说些奇怪的话呢,”男人笑了起来。还真有这样的小孩呀。跟人熟悉了之后,不摸一下对方,或者把手放进对方的兜里,总觉得缺点什么。就是这样的一个古怪,也不怎么怕人的少年。

“可以放哦,”于是少年把手放进了男人的兜里。

“什么嘛,一点都不暖和”

“哈哈哈,是吗?”

少年把手放进了男人的外套的兜里。

“什么嘛,一点都不暖和呀”“哈哈哈,是吗?”

“我们老师的兜里可暖和了,我们到学校的时候都会轮流把手放进老师的兜里,我们老师叫木山,”

“是嘛。”

“叔叔的兜里好像有一个又凉又硬的东西,是什么呀?”

“你猜猜看?”

“好像是用金属做的,好大呀,好像还有一个旋钮”

 

日文:新美南吉

翻译:郑老师


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