红色蜡烛2

红色蜡烛2

00:00
02:13

赤(あか)い蝋燭(ろうそく)2

いよいよこれから花火を打上げることになりました。しかし困ったことが出来ました。と申(もう)しますのは、誰も花火に火をつけようとしなかったからです。みんな花火を見ることは好きでしたが火をつけにいくことは、好きでなかったのであります。
 これでは花火はあがりません。そこでくじをひいて、火をつけに行くものを決めることになりました。第一にあたったものは亀でありました。
 亀は元気を出して花火の方へやって行きました。だがうまく火をつけることが出来たでしょうか。いえ、いえ。亀は花火のそばまで来ると首が自然に引込(ひっこ)んでしまって出て来なかったのでありました。
 そこでくじがまたひかれて、こんどは鼬が行くことになりました。鼬は亀よりは幾分ましでした。というのは首を引込めてしまわなかったからであります。しかし鼬はひどい近眼(きんがん)でありました。だから蝋燭のまわりをきょろきょろとうろついているばかりでありました。
 遂々(とうとう)猪が飛出しました。猪は全(まった)く勇(いさま)しい獣(けだもの)でした。猪はほんとうにやっていって火をつけてしまいました。
 みんなはびっくりして草むらに飛込み耳を固くふさぎました。耳ばかりでなく眼もふさいでしまいました。
 しかし蝋燭はぽんともいわずに静かに燃えているばかりでした。

 红色蜡烛2

终于等到要放烟花的这一刻了。不过这时出现了一个问题。没有人愿点燃烟花。大家都喜欢看烟花,不过没人喜欢点燃烟花。这样的话烟花就没有办法放的天上去了。他们用抽签的方式决定谁去点火。第一个抽中的是乌龟,乌龟振作起来去给烟花点火,不过到底有没有点燃成功呢?并没有。乌龟一来到烟花的旁边,就立马自然地把头缩进了壳里,再也不出来了。于是,他们只好再抽签,这次抽中的是小黄鼠狼。小黄鼠狼可比小乌龟强多了,因为他没有办法把头缩进自己的壳里。但是这个小黄鼠狼是个近视眼,他一直围着蜡烛打转转。终于,小野猪跳了出来。小野猪是个勇敢的小动物。小野猪一鼓作气,成功地点燃了烟花。大家伙儿吓得赶紧跳进草丛里,躲了起来,他们紧紧地捂住耳朵,不仅捂耳朵,还把眼睛给捂上了。不过蜡烛并没有“啪”地一下飞上天空,只是静静在那燃烧着。


以上内容来自专辑
用户评论

    还没有评论,快来发表第一个评论!