【阿信的故事】 おしんチャイナ道場_237
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【阿信的故事】 おしんチャイナ道場_237

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【今回のフレーズ】
复原时候的狼狈处境使我决定不择手段去赚钱。
復員したときの惨めさが骨身にしみて、ただしゃにむに金儲けをしてきました。
 
【ストーリー】
仁がおしんの元に戻ってきました。かつて、おしんの強い勧めにも関わらず、大学に進まなかったことが仁のコンプレックスでした。これからは勤め人としてではなく、一家の商売に全力で打ち込みたいという仁。その思いに手を差し伸べようと、初子は川村を訪ね、結婚を前提にしてよいから駅前の地所を貸してほしいと頼みます。しかし、川村は結婚とこの話しは別物で、役に立てるならその地所をおしんに差し上げたいとさえ言うのでした。後日、川村は高利貸しをしていた相手から殺されてしまいます。その事件が掲載された新聞の載ったまさにその日、川村がおしんに宛てた書留が届きます。開封すると、そこにはおしんの名義になった土地の証明書が入っていました。


【ダイアログ】
川村:これに署名捺印をしていただければ、登記その他の手続の一切は私がしておきます。
おしん:私には、何がなんだかさっぱり。川村さんに地所をいただく理由がありませんし。
川村:これは生き残った物の務めなんです。雄くんが生き残って帰られたら、きっとこれくらいのことはできたはずです。それを私が代わりに。
おしん:でも…。
川村:雄くんの形見だと思って。
おしん:そんなにおっしゃっていただくんでしたら。でも、タダでいただくわけには参りません。5年かかるか、10年かかるかわかりませんが、必ずお返しするという条件で。
川村:お母さんが、そうしたいとおっしゃるんなら、どうぞお気のすむように。とにかくお母さんの名義にしておきます。お役に立って本当に良かった。私には、両親も兄弟もいません。復員したときの惨めさが骨身にしみて、ただしゃにむに金儲けをしてきました。でも、いくら金やモノがあっても、誰も喜ばせる人がいないんです。でも、お母さんに喜んでいただけて、やっと金儲けに命をかけてきた甲斐がありました。私のように、金しか信じられないはぐれ者にとっては、何よりも慰めになります。
***
(ナレーション):川村が殺されたと報じられた朝、川村から駅前の土地200坪あまりをおしんに譲渡した旨と、おしんの名義になった登記の写しが送られてきたのである。川村にとっては雄の死を看取った戦場から生き残って帰ってきた負い目であり、償いであったのだろう。戦争は生き残った者へも過酷な運命を与えていたのであった。おしんは身寄りのない川村の遺体を引き取ると、雄と同じ墓地へ葬った。
(ナレーション):戦争という一つの時代に、青春を生きて去っていった二つの命が、おしんには哀れでならなかった。が、川村の残してくれた土地が、やがておしんの未来を拓くことになったのである。


【Vocaburary】
<出所:北辞郎>
过户guò hù 
〈貿〉振替
〈法〉名義を書き換える.名義変更する
〈例〉他说明天就去过户=彼は明日には名義を書き換えに行くと言った.


执意 zhí yì 
頑固に自分の意見を通す.意地を張る.意見を譲らない.自分の意見に固執する.我を張る


狼狈 láng bèi
さんざんのていたらくである.困り果てている.追い詰められている.取り乱している.動きが取れない.困惑している 
〈例〉陷于狼狈境地=窮地に陥る  狼狽する.うろたえる 


不择手段 bù zé shǒu duàn
〈成〉手段を選ばない


不择手段 bù zé shǒu duàn
   〈成〉手段を選ばない
目睹 mù dǔ
   見る.目撃する.目の当たりにする.
无依无靠 wú yī wú kào
   頼るべき親族のいない.身寄りのない.一人ぼっちの
捉弄 zhuō nòng
   からかう.冗談を言う.人を困らせる  〈例〉捉弄人=人をからかう.
幸存者 xìng cún zhě
   生存者
夺取 duó qǔ
   奪い取る.奪取する (努力して)獲得する.勝ち取る

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