平野綾 - よだかの星
 1.20万

平野綾 - よだかの星

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作品:よだかの星

作者:宮沢賢治


朗读声优:平野綾

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「東の白いお星さま、どうか私をあなたの所へ連れてって下さい。やけて死んでもかまいません。」鷲は大風に云いました。


「いいや、とてもとても、話にも何にもならん。星になるには、それ相応の身分でなくちゃいかん。又よほど金もいるのだ。」


よだかはもうすっかり力を落してしまって、はねを閉じて、地に落ちて行きました。そしてもう一尺で地面にその弱い足がつくというとき、よだかは俄かにのろしのようにそらへとびあがりました。そらのなかほどへ来て、よだかはまるで鷲が熊を襲うときするように、ぶるっとからだをゆすって毛をさかだてました。それからキシキシキシキシキシッと高く高く叫びました。その声はまるで鷹でした。野原や林にねむっていたほかのとりは、みんな目をさまして、ぶるぶるふるえながら、いぶかしそうにほしぞらを見あげました。夜だかは、どこまでも、どこまでも、まっすぐに空へのぼって行きました。もう山焼けの火はたばこの吸殻のくらいにしか見えません。よだかはのぼってのぼって行きました。寒さにいきはむねに白く凍りました。空気がうすくなった為に、はねをそれはそれはせわしくうごかさなければなりませんでした。それだのに、ほしの大きさは、さっきと少しも変りません。つくいきはふいごのようです。寒さや霜がまるで剣のようによだかを刺しました。よだかははねがすっかりしびれてしまいました。そしてなみだぐんだ目をあげてもう一ぺんそらを見ました。そうです。これがよだかの最後でした。もうよだかは落ちているのか、のぼっているのか、さかさになっているのか、上を向いているのかも、わかりませんでした。ただこころもちはやすらかに、その血のついた大きなくちばしは、横にまがっては居ましたが、たしかに少しわらって居りました。それからしばらくたってよだかははっきりまなこをひらきました。そして自分のからだがいま燐の火のような青い美しい光になって、しずかに燃えているのを見ました。すぐとなりは、カシオピア座でした。天の川の青じろいひかりが、すぐうしろになっていました。そしてよだかの星は燃えつづけました。いつまでも いつまでも燃えつづけました。今でもまだ燃えています。




“东方的白色星星啊,请您引领我到您的身边吧!就算被烧死我也情愿!”天鹰星座狂妄地回答,“不行不行,怎么说都不行,要成为星星,得有相符的身份、而且还需要有很多钱。”夜鹰已经精疲力竭、它收起翅膀,朝着地面掉落下去。在它疲软的双爪离地面只剩一尺的距离时,夜鹰又突然像烽火般直线冲入云霄。冲入夜空后,夜鹰看起来就像凶鹫袭击灰熊时那般、身体抖动,将羽毛倒竖起来,然后发出高亢响亮的吱吱吱叫声。那声音宛若老鹰。在原野和树林中栖息的鸟儿、都惊的睁开眼睛、浑身颤抖着,诧异的仰望着夜空。夜鹰坚持着、坚持着、笔直的飞向无边无际的夜空。山上燃烧的荒火已变得像燃着的烟蒂那般大小了。夜鹰仍是不停地向上、向上...寒气在胸前结成冰霜。由于空气稀薄,夜鹰必须很拼命地拍打着翅膀。然而,星星的大小、还是跟刚才没有任何差别。呼吸已经如风箱一般急促。寒冷和冰霜像无数把利剑,戳穿夜鹰的身体。夜鹰的翅膀终于麻木了。它眼中噙着泪水 再一次...向夜空仰望。是的...这正是夜鹰临终时的状态。自己是在掉落、或是在上升、头朝下、还是头朝上...已经完全没有知觉了。只是、它看起来很安祥、沾着血迹的大嘴巴、虽然往一旁歪斜着,但嘴角的确挂着一丝微笑。又过了一会儿,夜鹰睁开眼睛时,发现自己的身体、像磷火一样,全身放射出美丽的蓝色的光、身体正在静静地燃烧着...夜鹰的近邻,是仙后星座。发出蓝白色光芒的银河、就在不远的身后。那以后,夜鹰星座一直在燃烧着、永远永远不停地燃烧着、就连现在,也在燃烧着!





用户评论
  • 安乐枯萎

    我心目中真正的说话如唱歌的女人

  • 听友343829155

    平野绫的露西和团长声线更可爱

  • 听友213190691

    声音好御~好喜欢~

  • kirrrr

    好好听!