次の年の冬の初めの事でした。村へ帰るみの吉は旅姿の娘を見かけました。一人旅の娘が気になって、みの吉は声をかけました。
第二年冬初,回村的美濃吉看到一位姑娘独自一人赶路便问:“这么晚了,您赶往何地?”
“我原本住在深山中,但父母过世,现在前往江户。”
姑娘白皙的皮肤,悦耳动听的声音,越看越好看。
「こんな日暮れから一体どこへ行きなさる?」「私は山奥で暮らしておりましたが、親がなくなりましたので、これから江戸へ参ります。」
色が白く声が美しく見れば見るほど美しい娘です
みの吉の家の前まで来たときに雪が降り始めました。「今夜は雪だ。泊まるところは決まっていなさるかね?」「いいえ。どこでも泊めてくださる所がありましたら…。。。」
姑娘刚到美濃吉的家门口时,天空开始飘起了雪花。
“今晚下雪,您是否有留宿的地方?”
“没有,如果哪里有可以让我留宿一宿的地方的话…”
心細そうな娘の様子を見ると、みの吉は放って置けず、自分の家に泊めてやりました。
看姑娘可怜,美濃吉不能置之不管,于是将姑娘留宿于自己家中。
娘の名はお雪と言いました。
その晩降り始めた雪は次の日もその次の日も降り続きました。その間お雪が泊まり続け、とうとう2人は夫婦になりました。
姑娘名为雪儿。那天飘起的大雪,第二天,第三天一直没停过。雪一直下,雪儿一直借宿在美濃吉家中,最终日久生情,两人成了夫妻。
実吉と雪は仲の良い夫婦でした。子供が次々に生まれ、10年経った時には10人の子供がおりました。お雪は子供をよく可愛がり、優しい良い母親でした。
不思議なことにお雪は10年たっても少しも歳をとらず始めて村ににやってきた時と少しも変わらず、若く美しいままでした。
美濃吉和雪儿夫妻俩感情非常好。孩子一个一个地出生。10年期间生了十个孩子。雪儿很疼爱孩子,是一个慈祥的母亲。但不可思议的是,十年过去了,雪儿一点也没有老去,跟刚来村里时一样,还是那么的年轻漂亮。
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