雪女完結編

雪女完結編

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ある冬の夜のことでした。お雪はあんどんのそばで縫い物をしていました。みの吉は囲炉裏端に寝そべってお雪を見ていましたが、こんなことを言い出しました。「こうやってお前の顔を見ていると俺はあの晩であったあの女子のことを思い出すよ。その女子はなんだかお前によく似ていたよ。色が白くて美しい女子だった」

某个冬天的夜晚,雪儿在方形纸罩灯旁缝衣服。
美濃吉横躺在火炉边,看着雪儿,这样说道:“我这样看着你的脸,让我想起了某个夜晚遇到的女子。那女子似乎跟你很像。白皙的皮肤长得好看。”

「どこでその女子にお会いなさったの?」
みの吉は今まで誰にも話さなかったあの吹雪の晩のことを初めてお雪に話しました。
「あれは美しい女子だった。しかし恐ろしい女子だった。あれは雪女ではないかと俺は思うのだが」
“你在哪里见到了这位女子呢?”
那个暴风雪的夜晚,美濃吉没有向任何人提及,第一次跟雪儿说。
“那是一位漂亮的女子。但也是位可怕的女子。我曾怀疑她莫非雪女?”

その時、おゆきは縫い物をすてるとすーと立ち上がりました。たちまちその姿は白い着物を着た雪女にかわり、みの吉の上に屈み込むと恐ろしい叫び声を上げました。「私はそのことを決して人にいってはならぬと言い置いた。もし人に話した時はお前の命をとると言い置いた。お前の言う通りお雪は雪女じゃー」
お雪は寝ている子供たちを見てから言いました。
「けれど、子供のことを思えば今更お前の命は取らぬ。子供を大事に育てておくれや」
这时,雪儿放下手中的针线,慢慢地站了起来,突然变成为了白衣女子,弯下腰对着美濃吉,大声说道:“我曾跟你说 此事不能向任何人提及。如果跟人说,我便取了你的性命。没错,雪儿就是雪女。”,声音非常的可怕。
雪儿看了一眼熟睡的孩子说:“但是,考虑到我的孩子,现在我不取你性命。你好好把孩子们养大吧。”


雪女の姿はだんだん透き通り、天井に登りながら、今度はおゆきの声で言いました。「私はあの晩お前に会って、こうしてお前のところにやってきました。私はずっとお前と一緒に暮らしたかったのに」
雪女的身影越来越透亮,升上天空,变回雪儿的声音说:“自从那晚与你相见,我便想来找你,与你共度一生,可是…”

細い泣き声とともに雪女の姿は一筋の煙となって、天井の煙出しの穴から外へ出て行きました。その後、山里では雪女の姿を見たものはありません。けれど、吹雪の晩にはお雪の細い細い鳴き声がどこからか聞こえてくるということです。

伴随微弱的哭声,雪女化作一团白烟,通过房顶的烟囱飘走了。之后,山村里再也没有人见过雪女。但是暴风雪的晚上总能听见雪儿哭泣的声音。
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