雪女

雪女

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ゆきおんな

昔ある山里に2人の木こりがおりました。1人は年寄りのきこりでもさくじいさと呼ばれていました。あとの1人は若者でみのきちという名前でした。2人は毎日山の中で木を切ります。山の手前には大きな川があって、そこを船で渡って山へ入るのでした。
从前,在某个村庄有两名樵夫。一位老樵夫和一位年轻樵夫。他俩每天都去山里砍柴。山前有条大河,他们每次都要坐船过河,再到山里。

あるとしの秋の夕暮れのことでした。急に冷たい風が吹きはじめ、小雪がちらちらと舞い始めました。2人の木こりは急いで山をおりましたが、風はいよいよ冷たく雪は激しく降りかかり、たちまち 恐ろしい吹雪となりました。ようやく川までたどり着いた時、船はもう向こう岸に繋がれて船頭は村に帰った後でした。

一年秋天的傍晚,突然刮起寒风,飘起小雪。两位樵夫迅速下了山,但是风越来越冷,雪越下越大,突然刮起了可怕的暴风雪。他们好不容易走到了河边,但是船已经停靠在了河的对岸,船夫已经回村了。

こんな激しい吹雪の中、川を泳いで渡ることができません。仕方なく河岸のせんどうの小屋に入って朝を待つことにしました。火を炊く場所もない狭いこやで、もさくとみのきちはひどい寒さに震えておりました。川の水は、ごうごうとなり、吹き付ける風と雪がガタガタと戸を叩きます。

在这严寒的暴风雪中,游泳过河是不可能的了。没办法,只能在河边的小屋里等到明天再出发了。狭窄的小屋里连生火的地方也没有,他们两冷得直发抖。河水咕噜噜地发出裂开的声音,狂风暴雪咯吱咯吱地拍打着窗户。
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