第16回ニュース＆新型肺炎日本の最新状況

USJ、あすから臨時休業　3月15日まで　営業再開は「今後の状況を鑑みながら慎重に判断」

オリコンニュース２/28(金)15:31配信より引用

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは28日、新型コロナウイルス感染症対策本部にて政府に要請された方針に従い、2月29日から3月15日まで休業することを発表しました。
　広報を通じ文書で「新型コロナウイルスによる国内感染拡大を防止するため」として臨時休業を発表しており、「営業再開につきましては、今後の状況を鑑みながら慎重に判断し、再開日を変更する場合は改めてお知らせします」と伝えました。

また、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドも28日、2月29日から3月15日まで東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを臨時休園することを発表しました。

新型肺炎日本の最新状況

　 ここからはトークコーナー。今日のテーマは「新型肺炎日本の最新状況」です。日本でも感染の拡大が心配されている新型肺炎。今、日本ではどのような状況になっているんでしょうか。

　まずはちょっと振り返って状況を確認してみたいと思います。初めに中国で感染が拡大し始めた頃、日本がマスクですとか防護服などを中国に支援物資として送っていた時期ですね。この頃まだ日本では、あくまでも※１この新型肺炎に関しては、中国で起きている出来事であり、感染が拡大するという恐れはそんなに高くないんではないかという見方が大半だったと思います。

　でもその後に少しずつ日本でも感染者が発見され、クルーズ船のダイヤモンドプリンセス号に乗っていた人たちの中で、感染者がどんどん増え始めたことによって、少しずつみんなの考えが変わってきたようです。そうなりますと一転して、皆の行動は早くなって、あっという間に街中からマスクが消えました。この状況は今でも全く変わっていません。ドラッグストア※２では毎日開店前に行列ができるんですが、それでもマスクを買うことができる人はわずかなんです。

　今ではアルコール消毒ができるグッズ※３などもみんな売り切れています。こんな感じでこれまでは、予防に徹すれば何とかなるだろうというふうに考えられていたんですが2月26日になりますと、政府の方から大々的なイベントスポーツ大会などは自粛の方向でという要請が出されます。これに伴ってアーティストのコンサートなど大勢の人が一箇所に集まるイベントは一気に中止となりました。

　そして27日昨日ですね。急遽政府の方から、公立の小中高学校は休校にするという要請が出てきました。この要請が出たことでマスコミも大騒ぎです。朝からずっと、この学校の休校に関するニュースなど喧々諤々※４話題がつきません。

　中国でも、えー、会社になるべく出勤しないで在宅ワークをするとか、交通機関の一時ストップなど政府の政策で、なるべく人が移動したり集まったりすることをしないようにするというのは行われていましたよね。日本もだんだん中国と同じような道筋をたどっているように思います。

　ただやっぱり日本がちょっと違うところは、この政府から出された学校休校の要請なんですが、これはあくまでも要請ということで強制ではないんですね。ですから、学校を休校にしなくてはならないとか、あるいはスポーツ大会やイベントなど、人が多く集まるイベントをやってはいけないということではないんです。そうなると学校の休校も最終的には各学校、あるいはその学校が属している県や市区町村の指導に従って休校するかどうかを決めていくということなんですね。

　そしてもう一つ、学校が休校になりますと年齢的にまだ小さい子供は一人で家でお留守番※５することができませんよね。でも親は会社に行かなければなりません。そうすると一体誰が子供の面倒を見ればいいのでしょうか。こうした問題が噴出しています。

　そして、学校は休校という要請は出たんですが、保育園や託児所など小さな子供を預ける機関というのは休みの要請はないんですね。これまで通り開いているんです。そうするとやはり学校を休みにしても、そうした場所をこれまで通り開けているのならば、そんなに今までと変わらないんじゃないかという意見、そして、あまりにも学校を休校にするという連絡が急すぎるので、皆がそれに対応できないという批判なども出ています。

　学校を休校にするならば、いっそ※６会社も休みにするとか公共交通もストップするなどして徹底的に人の移動を制限するならばなんとなくわかりますが、今のままだとちょっと中途半端な気もいたします。様々な意見を受けて安倍首相は明日29日に記者会見を開くということになりました。このことに対して首相が記者会見を開くのは明日が初めてです。

　今一つ気になっているのが、マスクが今売り切れになっていることによって、マスクと同じ原料を使って製造されているトイレットペーパーもなくなるんではないかという噂が流れて、熊本県のドラッグストアなどでは、軒並み※７トイレットペーパーが売り切れとなりました。トイレットペーパーの会社の発表によると、「そのようなことは一切ありません。トイレットペーパーがなくなるというのはデマ※８です。」というふうにはっきりと言っています。　そうは言ってもやっぱり人の心理というのは複雑ですよね。デマだと言われても安心できないので、念のため※９に買ってしまうこれが熊本以外でもそういった傾向になっているようです。

　ちなみに今日私も、自分がよく行っているドラッグストアに寄ってみましたがトイレットペーパーは既に全部売り切れでした。またそのドラッグストアの隣のスーパーマーケットにも行ってみましたがトイレットペーパーはほぼありませんでした。

　こうなってくるとトイレットペーパーが売り切れているのを見た人が焦りを感じて、また別の店でトイレットペーパーを買い漁る※10っていう、負の連鎖が始まってしまいますよね。

　マスク不足、その後トイレットペーパーの買い占めときて、この後は一体何が街からなくなるんでしょうか。

　先が見えないだけに何とも言いようがありませんが、過度に怖がらず、でも準備と予防はしっかりしなければいけないですよね。また政府からいつどんな発表があるかわかりません。事態は刻一刻と変化しています。油断※11しないようにしっかりと情報を受け取りたいと思います。また私自身もしっかりと情報を発信していけたらいいなと思っています 。

　トークコーナー。今日のテーマは「新型肺炎日本の最新状況」でした。

※１あくまでも＝毕竟，归根结底

※２ドラッグストア＝药妆店

※３グッズ＝商品

※４喧々諤々＝吵吵闹闹的

※５（お）留守番＝看家

※６いっそ＝索性，干脆

※７軒並み＝每个（店）

※８デマ＝谣言

※９念のため＝为了慎重起见

※10買い漁る＝抢购

※11油断＝疏忽大意