第37回-百物語ー人食い婆と、おつなの頭_後半

第37回-百物語ー人食い婆と、おつなの頭_後半

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用户评论
  • 广州Mark

     婿は、ほっとして立ちあがりました。  そして菖蒲とヨモギをたくさん取って帰り、家の窓や戸口にさしておく事にしたのです。  おかげで人食い婆も、おつなの頭も、二度と家へはやって来ませんでした。  今でも五月五日に菖蒲やヨモギを軒下にさすのは、人食い鬼や魔物を追い払う為だそうです。

  • 广州Mark

    「もう、だめだ!」  はっと気がつくと、目の前に菖蒲(しょうぶ)とヨモギの生えた草むらがありました。  婿は夢中で、その草の中へ倒れ込みました。  すると、どうでしょう。  草むらの前まで追ってきたおつなの頭が、くやしそうに、 「くそっ! 菖蒲やヨモギさえなかったら」 と、言って、もと来た方へ転がっていったのです。 「やれやれ、助かった。それにしても、菖蒲やヨモギが魔除けになるのは本当だったんだな」  婿は、ほっとして立ちあがりました。

  • 广州Mark

    そのまま階段をかけ降りて、いっきに外へ飛び出しました。 「お客さん、何事ですか?」  驚いた宿屋の人が追いかけようとしたら、二階からおはちをかぶせられた女の頭が転がってきます。 「お、お化け!」  そう言ったきり、宿屋の人は気を失いました。  おつなの頭は宿屋から転がり出て、婿を追いかけました。 「た、た、助けてくれー!」  婿は叫びながら、必死に走り続けます。  どこをどう走っているのか、まったくわかりません。 「お前さーん! お前さーん!」  おつなの声が、すぐ後ろから追ってきます。 「もう、だめだ!」

  • 广州Mark

    すると、おつなの頭が言ったのです。 「お前さん、わたしをおいて逃げるつもりかい?」 「と、とんでもない! お前は、おらのかわいい女房だ!」 「そんなら、わたしにご飯を食べさせておくれよ」  婿は仕方なく、人に見えないようにおつなの頭を抱いて宿屋へ行き、二階に部屋を取って料理を運んでもらいました。  おぜんの前に座ったとたん、おつなの頭がおぜんの上に飛び降りて、 「さあ、食べさせておくれ」 と、口を開いたのです。  いくらかわいい女房でも、気味が悪くてがまん出来ません。 「かんべんしてくれ!」  婿はいきなりおつなの頭におはちをかぶせて上から帯をまきつけると、そのまま階段をかけ降りて、

  • 广州Mark

     次の日の朝、そんな事とは夢にも知らない婿が、家に戻ってきました。 「おつな、今帰ったぞ。・・・おい、おつな!」  いくら呼んでも、返事がありません。 「おかしいな」  家中を探しても、やっぱりいません。 「それにしても、腹が減った」  そう思って、なにげなく戸棚を開けて見ると、何とおつなの頭が棚に乗っていて、うらめしそうにジッとにらんでいるのです。 「うえっ!」  びっくりした婿が転がる様に逃げ出すと、おつなの頭がコロコロと転がって来て、婿の胸にかぶりつきました。  婿は仕方なく、おつなの頭をかかえたまま外へ飛び出しました。

  • 1883866layr

    おつなはかわいそう!

    LivAiA_日语频道 回复 @1883866layr: 聞いてくれてありがとうございます。