第26回-百物語ーどくろのお経

第26回-百物語ーどくろのお経

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通知通知!~朗读会筹划中!~

首先要感谢大家对节目的喜爱与支持。

每一个评论我们都有看哟!~
绝对是我们最大的动力!~

其实在5月末,沙耶小姐预计在上海举办一届朗读会,虽然时间还没有完全确定,
但是对活动有兴趣的听众,请一定在评论区留言给我们吧!~


今天的故事≪どくろのお経≫、原稿请走链接:http://hukumusume.com/douwa/pc/kaidan/03/05.htm


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用户评论
  • 广州Mark

     見事な声じゃ。  しかし、この声には聞き覚えが・・・。  そうじゃ!  この声は修業の旅に出た、あの弟子の声に違いない」  紀伊菩薩が谷底へ行ってみると、そこにはガイコツはなく、ドクロが一つゴロンと転がっていました。  そしてそのドクロの口の中から、あのお経が聞こえて来るのです。  紀伊菩薩も一緒にお経を唱えながら、ドクロの口の中をのぞいてみました。  すると不思議な事に、ドクロの口の中には舌(した)だけが腐らずにまだ残っていて、その舌が動いて一心にお経を唱えていたという事です。 おしまい

  • 广州Mark

     盗賊に襲われたのか、それともオオカミに襲われたのか。 「ああ、気の毒な事じゃ」  みんなで手を合せると、なんとそのガイコツが、大きな声でお経をあげはじめたのです。 「ひぇーーーっ!」   船大工たちはビックリして、あわててその場から逃げ帰りました。  さらにそれから三年後、船大工の一人が山寺に立ち寄った時、紀伊菩薩にこの話しをしました。  すると菩薩は、 「死んでもなお、お経を唱えるとは。その仏さまを、手厚くほうむってあげたいのう」 と、さっそく熊野の山ヘ出かけたのです。  そして紀伊菩薩が船大工の小屋のそばヘ来た時、紀伊菩薩は首をかしげました。 「おお、確かに聞こえる。  見事な声じゃ

  • 广州Mark

    「本当に。なんとも、不思議な事じゃ」 「これにはなにか、わけがあるに違いない」  船大工たちはまた、山の中を探して歩きました。  今度も声をたよりに歩きましたが、なかなか見つかりません。 「もしかしたら、川の流れの音が岩山にぶつかって、お経の様に聞こえて来るのではないか?」 「いや、あれは確かに、お経をよまれるお坊さまのお声だ」  なおも探していると、一行はけわしい岩山に出ました。 「おや? あれは、なんじゃ?」  一人の男が指差す方を見てみると、谷底のしげみに何か白い物があります。  近寄ってみると、なんとそれはガイコツでした。  何年も前に死んだのか、もう白い骨が残っているだけです。

  • 广州Mark

    「こんな山の中で、ああも一心にお経をよんでおられるとは、とても素晴らしいお方に違いない」 「ぜひ、お目にかかりたいものじゃ」 「ああ」   そこでみんなはお供え物を持って、山の中を探して歩きました。  ところが一日中探しても、その姿を見る事が出来ません。  ガッカリして小屋に帰って来ると、またどこからともなく、お経が聞こえて来るのです。  船大工たちは、それから何度も山中を探しましたが、どうしても姿を見つける事は出来ませんでした。  それから半年後、船大工たちは新しい船を作る為に、また山ヘやって来ました。  すると半年前と同じ様に、お経を読む声が聞こえて来るのです。 「前と、同じお声じゃ」

  • 广州Mark

     ある日の事、このお坊さんが紀伊菩薩に言いました。 「わたしはこれから諸国(しょこく)を行脚(あんぎゃ→各地を歩いて修行すること)して、仏の教えを広めとうございます」 「ほう、それは感心な事じゃ。気をつけて、行って来るのだよ」  紀伊菩薩はこころよく、この弟子を寺から送り出しました。  それから三年後、里に船大工(ふなだいく→船作りの人)たちがやって来ました。  船大工たちは船を作る木を切り出す為に山へ小屋を建てて、そこで仕事を始めました。  するとどこからともなく、お経をよむ声が聞こえて来ました。  その声は、少しも休む事なく聞こえて来ます。 「さて、なんと美しいお声じゃろう」

  • 广州Mark

    むかしむかし、紀伊の国(きいのくに→和歌山県)の山寺に、とても偉いお坊さんがいました。  人々はこのお坊さんを敬意を込めて、『紀伊菩薩(きいぼさつ)』と呼びました。  ある年の事、この紀伊菩薩のところに、一人の若者が弟子入りをしました。  この弟子は大変まじめで、少しでも時間があれば、いつもお経を唱えていました。  そして何年もお経を読むうちに、このお坊さんの声はとても美しい声になりました。