第21回-百物語-ろくろ首を退治した坊さん

第21回-百物語-ろくろ首を退治した坊さん

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首先要感谢大家对节目的喜爱与支持。
每一个评论我们都有看哟!~

其实在5月末,沙耶小姐预计在上海举办一届朗读会,虽然时间还没有完全确定,
但是对活动有兴趣的听众,请一定在评论区留言给我们吧!~


今天的故事≪ろくろ首を退治した坊さん≫、原稿请走链接:http://hukumusume.com/douwa/pc/kaidan/03/10.htm




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用户评论
  • 广州Mark

    五つのろくろ首は、一度に回竜目掛けて飛びかかってきます。  しかし回竜は、近くの木をすごい力で引き抜くと、 「ふん! 昔取った杵柄(きねづか)! きさまら何ぞに、負けんぞ!」 と、いきなり、一番年上のろくろ首を叩き落としました。 「ぎゃーーーっ!」  ろくろ首は、叫び声をあげて頭から血を流しました。 「さあ、かかってこい!」  回竜は木をブンブンと振り回して、ろくろ首を次々と叩きのめしていきました。  回竜にやっつけられた五つのろくろ首は、ふらふら飛びながら暗闇の中に消えていきました。  回竜が山の家に戻ってみると、血だらけになった五つのろくろ首が、白い目をむいて転がっています。

  • 1551843fesc

    美しい音声。

  • 广州Mark

    回竜が山の家に戻ってみると、血だらけになった五つのろくろ首が、白い目をむいて転がっています。 「さても、恐ろしい目にあったものだ。しかしろくろ首とはいえ、元は人間のはず。・・・成仏せいよ」  回竜は五つのろくろ首に手を合わせると、夜明けの山道をゆっくりと下って行きました.

  • 广州Mark

    「何だと!」  一番年上のろくろ首は、みるみる恐ろしい顔になりました。  髪の毛を逆立てて、歯をむきながら目をつり上げる姿は、さすがの回竜もぞっとするほどです。 「体がなくては、死んでしまうぞ。こうなったら何としても坊主を探し出し、八つ裂きにしてくれるわ!」  五つのろくろ首は、ものすごい顔で火の玉の様に飛び交い、回竜を探し始めました。  回竜は、じっと木の後ろに隠れていましたが、ついに五つのろくろ首は回竜の姿を見つけ出しました。 「よくも、わしらの正体を見破ったな!」  五つのろくろ首は、一度に回竜目掛けて飛びかかってきます。

  • 广州Mark

    あっちへゆらゆら、こっちへゆらゆら飛びまわりながら話していました。 「あの坊主め、よく太っていて、なかなかうまそうじゃ」  回竜を案内してきた、木こりのろくろ首が言いました。 「しかし、いつまでもお経を読まれては、近寄る事も出来ん。  だが、もうだいぶ夜もふけた。  今頃は、すっかり眠り込んでいるはずだ。  誰か、様子を見て来い」  一番年上のろくろ首が、言いました。  すると女のろくろ首が、フワフワと飛んで行ったかと思うと、すぐに戻って来ました。 「大変です!  坊主の姿が、見えません!  それに、わたしたちの体がどこにも見当たらないのです!」 「何だと!」  一番年上のろくろ首は、みるみる

  • 广州Mark

     ところがどこにも血の跡がなく、どの体も動かされた様子がありません。 「おかしいぞ?」  しばらく考え込んでいた回竜は、ふと、ろくろ首の話を思い出しました。  首の伸びるろくろ首は、体から首を離して遠くへ散歩に行くと言います。 「さては、あの五人がろくろ首であったか。よし、もう二度と首が戻れない様に、こいつらの体を隠してやろう」  回竜は床板をはがすと首のない体を次々と下へ投げ込み、元の様に床板をはめて外へ出ました。  外には生暖かい風が吹いていて、その風に乗って人の話し声が聞こえてきます。  回竜がその話し声の方に近づいていくと、五つの首が、あっちへゆらゆら、こっちへゆらゆら飛びまわりなが

  • 广州Mark

     回竜は立ちあがって、戸の破れから何気なく隣の部屋をのぞきました。 「うん? ・・・これは!」  回竜は、思わず息を飲み込みました。  何と布団の中には、首のない体が五つ並んでいるではありませんか。 「さては、人食いお化けにやられたか。お気の毒に」  回竜は恐ろしさも忘れて、部屋に飛び込みました。

  • 广州Mark

    すると、一番年上の男が言いました。 「はい、おっしゃる通り。  元は、都の侍でした。  お恥ずかしい事ですが、訳あって人を殺してしまい、家来とともにこうして山の中に暮らしながら、自分の犯した罪を反省しているしだいです」 「それは、よくぞ話してくれました。  そういうお心なら亡くなった方も、きっとあなたたちを許してくださるでしょう。  わたしもお経をあげて、亡くなった方のめいふくを祈りましょう」  そう言って回竜は夕食をいただいた後、夜遅くまでお経を呼んでいました。  もうすっかり夜もふけて、隣の部屋からは物音ひとつ聞こえてきません 「さて、そろそろわたしも眠るとするか  回竜は立ちあがって

  • 广州Mark

    この山には人を食う恐ろしい化け物がいて、何人もの旅人が襲われました。  よかったら、わたしたちの小屋へ来ませんか?」 「それはそれは、ご親切に」  回竜が木こりの後をついて行くと、山の中に一軒の粗末な家が建っていました。  家の中には案内してくれた男のほかに、三人の男と一人の女がいました。  貧しい身なりをしているのに、どこか礼儀正しくて、とても木こりとは思えません。  そこで回竜は、思い切って尋ねてみました。 「みなさんは、もしかして都の人ではありませんか?」  すると、一番年上の男が言いました。

  • 广州Mark

    むかしむかし、回竜(かいりゅう)と言う、旅のお坊さんがいました。  たまたま甲斐の国(かいのくに→山梨県)へ来た時、山道の途中で日が暮れてしまいました。 「仕方がない。今夜はここで野宿するか」  回竜は、元は名のある侍で、怖い物知らずです。  ゴロリと道ばたの草の上に寝ころぶと、そのまますぐにいびきをかき始めました。  さて、どのくらい眠ったでしょう。 「・・・もしもし。・・・もしもし」 と、呼ぶ声に目を覚ますと、一人の木こりが立っていました。 「お坊さま、こんなところで寝ていてはいけませんよ。