32、冬ながら 空より花の ちりくるは 雲のかなたは 春に
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- 31、冬がれの 野べとわが身を 思ひせば もえても春を ま6001:55
- 32、冬ながら 空より花の ちりくるは 雲のかなたは 春に8701:32
- 33、風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ 砕けてものを 思7301:32
- 34、淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜ねざめぬ 須磨の6601:49
- 35、心にも あらで憂き世に 長らへば 恋しかるべき 夜半6201:53
- 36、年暮れて わがよふけゆく 風の音に 心のうちの すさ6901:39
- 37、かつ氷り かつはくだくる 山河の 岩間にむせぶ あか3102:07
- 38、朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬4502:07
- 39、雲はらふ 比良の嵐に 月さえて 氷かさぬる 真野のう4201:50
- 40、憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ 激しかれとは 祈4801:50
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