< 桜の章 >
朗读者: 神谷浩史
トラック 09 今、伝える
「はぁ~遅いなぁ~いつもこの時間に通るはずなんだけど…」
俺は彼女の通る時間にいつもの道へとやってきた。
「やばい…緊張してきた…」
会えない日が続くほどに、切ない思いは募っていた。彼女の笑顔を見たい。彼女の声を聞きたい。彼女を…この腕で抱きしめたい。そう思った時には足がこの場所に向かっていた。
「あぁそろそろ通る時間だよな…」
時計に目をやると、彼女が通る時間に近づいてきた。やっぱりセリフとか考えてきた方がよかったか?
『下野安蘇の河原よ石踏まず空ゆと来ぬよ汝がこころ告れ』
貴方に会いたくて、空を飛ぶ気持ちできた。だから気持ちを聞かせてほしい。
この歌を読んだ人も、いまの俺と同じような気持ちだったのかなぁ…
暗闇の中からこつこつと足音が聞こえてくる。間違いない、彼女だ!
「こんばんは!あの…俺のこと、覚えていますか?ああ、あの、今日はどうしても言いたいことがあって…貴方を待っていました。話…聞いてくれませんか。あっ、ああの…す、好きです!俺と、付き合ってくれませんか?」
突然過ぎて、驚いたかもしれない。でもこの言葉が俺の気持ちのすべてだ。恐る恐る彼女の顔を覗くと、泣きそうな顔をした彼女と目が合った。でも、しっかりとした意志を宿したその瞳は俺をまっすぐ捕らえる。彼女は、こくんと頷いた。その瞬間、俺は彼女の手を取り、自分の胸元に引き寄せた。
「絶対、大事にするから。」
俺はいつまでもいつまでも、星明りの下、彼女を抱きしめていた。
Track 09 现在,告诉你
啊,好慢啊。平常都是这个时间经过这里的。
我总是在她要经过的这个时间来到这里。
糟糕,好紧张。
见不到她的日子一天一天地继续,切不断的思念也越来越厉害。想要见到她的笑脸。想要听到她的声音。也想要用这双手抱住她。这样想的时候,脚总是不自觉的就走到这里。
啊~差不多快要到她走过这里的时间了吧。看看手表,已经接近她要经过的时间了。
果然,还是考虑一下台词比较好吧。
『下野安苏河滩;未踩石头跨如飞,快把心事向我谈。』
——想要见你,都想从空中而来。好想倾听你是怎样的心情。
读过这首和歌的人是不是有着和我一样的心情呢?
我听到了从黑暗中传来的,咯噔咯噔的脚步声。没有错,一定是她。
“晚上好。那个~你还记得我吗?啊~那个~有一件事情,今天无论如何都想要告诉你。我一直在等你。我的话……你愿意听一下吗?那、那个,我……我喜欢你。请和我交往好吗?”
也许太突然,吓到她了吧。但是这句话,代表了我所有的心情。
战战兢兢,偷偷地看她的脸,和面露无奈的她目光相遇了。但是我捕捉到她那双带着坚定眼神的眼睛。她点点头。
那一瞬间,我握住她的手放在了我的胸前,绝对,我绝对会珍惜的。
在星光下,我一直一直地抱着她。
哈哈,听前面一小段还以为,终于相思成疾进化成跟踪狂了呢23333
哈哈哈,要不是卡米亚的话,我估计会觉得他个変態吧
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