< 藤の章 > 朗读:游佐浩二
トラック 04 温かい手
「寒いなぁ~今宵冷えるだろうなぁ~それにしても、暇だ。図書館で万葉集の資料でも探すか。」
僕は遊びに行くまでの時間を潰すために、校内をふらふらとしていた。
「図書館来るのは久しぶりだなぁ~あれ?あの横顔は…」
「姫、お迎えにあがりました。って、冗談だよ。いつも講義が終わると、すぐどっかに行っちゃうと思ったら、ここにいたんだね。あっ、ごめん~読書の邪魔しちゃった?少し隣に座っていい?大丈夫、静かにしているから。」
「ん?僕?時間潰しに来たんだよ。じゃなきゃ、僕がこんなとこに来るわけないじゃん。外寒くて、避難ついでに~それに、遊びにいく約束もあるし。本を読んでる君の姿が見えたから、思わず声かけちゃった。夢中で読書してる姿、綺麗だなぁって。嘘じゃないよ。君の横顔、とっても綺麗!」
「窓際のこの席いいねぇ~外の景色がよく見える。あ~何だか眠くなってきた。ん?寝てでもいいよって?じゃあ、すこしだけ。ねぇ、手、握ってでもいい?片手があれば、本読めるでしょ?フフ~君の手、暖かい。緊張してるの?でも大丈夫~何もしないから。おやすみ~」
外はまだ北風が吹いている。でも、手から伝わる彼女の体温は心地よかった。
『吾妹子に恋ひてすべなみ夢見むとわれは思へど寝ねらえなくに』
僕は彼女に恋いをしてしまった。夢の中でいいから、彼女に会いたい。でも、彼女を思うと眠れない。
僕が眠りから覚めても、彼女は変わらず隣で読書をしていた。手はずっと握ったまま…
Track 04 温暖的手
真冷啊,今晚降温了吧。尽管如此,闲来无事,去图书馆查查万叶集的资料吧。
我为了打发出去玩之前的时间,在校内闲逛着。
真是好久没有来图书馆了。啊嘞?那个侧脸是……
“公主,我来迎接你了。哈,开玩笑的啦。每次下课后,你都立刻要去哪里的样子,原来是来这儿了。啊,对不起,打扰你读书了?在旁边稍微坐一会儿可以么?没关系的,我会很安静的。
“嗯?我么?我来打发时间的。如果不是这样的话,我是不会来这种地方的。外面很冷,我来避难的。之后,我和别人约好要去玩。看到你看书的样子,忍不住就和你打招呼了。我觉得你专心看书的样子真美。我可没有说谎,你的侧脸,非常漂亮!
“靠窗的这个位子真不错呢,能很好的看到外面的风景。啊~~怎么觉得有点想睡觉了。嗯?你说就算睡觉也没关系?那我就稍微睡一会儿。那个,我可以握着你的手么?就算只用一只手,还是可以看书的吧?呵呵,你的手,很温暖,你在紧张么?不过没必要的,因为我不会做什么的。晚安。”
外面还刮着北风,但是,通过手传来的她的体温,让人心情愉悦。
『与妹恋,欲见苦无缘;心求梦中会,辗转不成眠。』
我喜欢上了她,甚至在梦里,也想见她。然而对她的思念,又让我睡不着了。
当我从睡梦中醒来的时候,她仍然坐在旁边看着书,手就这样一直握着……
忍的了前两集,这一集实在是。。。太撩了受不了了
无知者可畏 回复 @伊吹Anna: 当时我吃饭的时候听的,一听到他说:“姫…”的是时候,我简直要喷饭,尴尬得脚趾挠地