2022/04/21/星野日语/夏目漱石《人生》

2022/04/21/星野日语/夏目漱石《人生》

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出自:微信公众号:

星野日语九点半夜读

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小説は此錯雑なる人生の一側面を写すものなり、一側面猶(なほ)且(かつ)単純ならず、去れども写して神(しん)に入るときは、事物の紛糾(ふんきう)乱雑なるものを綜合して一の哲理を数ふるに足る、われ「エリオツト」の小説を読んで天性の悪人なき事を知りぬ、又罪を犯すものの恕(ゆる)すべくして且憐(あはれ)むべきを知りぬ、一挙手一投足わが運命に関係あるを知りぬ、「サツカレー」の小説を読んで正直なるものの馬鹿らしきを知りぬ、狡猾(かうくわつ)奸佞(かんねい)なるものの世に珍重せらるべきを知りぬ、「ブロンテ」の小説を読んで人に感応あることを知りぬ、蓋(けだ)し小説に境遇を叙するものあり、品性を写すものあり、心理上の解剖を試むるものあり、直覚的に人世を観破するものあり、四者各其方面に向つて吾人に教ふる所なきにあらず、然れども人生は心理的解剖を以て終結するものにあらず、又直覚を以て観破し了(おほ)すべきにあらず、われは人生に於て是等(これら)以外に一種不可思議のものあるべきを信ず。

小说是描述此错综复杂人生的一个侧面的,而一个侧面尚且不是那么单纯,不过,写作进入佳境时,足以将事物的纠纷、杂乱综合而为同一哲理之中。我们在读爱略特的小说时,并不知道天性无恶人一事,此外,也不知道应宽恕且同情犯罪之人,不知道一举手的投足会关系到我们的命运;在读萨克雷的小说时,不知道正直之人的愚蠢之处,不知道狡猾奸佞之徒也应得到世人敬重;在读勃朗特的小说时,不懂得感应。大抵小说是叙述境遇的东西,是描写人们品行的东西,是试图解剖人们的心理,从直觉上看破人世间的东西,从这四个方面教育我们。 尽管如此,人生却并非以心理剖析即可终结之物,此外,也并非以直觉上看破即应结束,我们坚信人生除这些之外,还应存在一种不可思议的东西。


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  • 听友403853488

    夏目漱石

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