おしゃべりな王様|第105回-月と星のフェバリット

おしゃべりな王様|第105回-月と星のフェバリット

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MC沙耶            音楽三瓶進            編集飞兔
おしゃべりな王さま


【あらすじ】

これは、インドのお話です。

あまりにも、お喋りな好きな王様に対する戒めの物語。

カメが口を開いたばかりに、空から落ちて死んでしまった

というものの例えで、お喋りもほどほどにしないと

大変なことになりますよ、というお話です。


 むかしむかし、インドに、とてもおしゃべりな王さまがいました。
 王さまは朝から晩までおしゃべりばかりしていて、王さまの仕事を何もしません。
 こまった家来たちは、いつも思っていました。
「なにか、王さまにおしゃべりをやめてもらう方法はないだろうか?」

 そのころヒマラヤの山奥の池に、一匹のカメが住んでいました。
 そこへ二羽の白鳥が飛んできて、カメと友だちになりました。
「カメさん、わたしたちの家へ遊びに来ませんか? わたしたちの家は金色のほら穴で、とてもすてきなところですよ」
「わあ、それは行きたいなあ。・・・でも、ぼくは空を飛ぶ事が出来ないし」
「大丈夫よ。わたしたちが、連れて行ってあげるから」
「ありがとう。それでは、ぜひ連れて行って」
 そこで二羽の白鳥は一本の棒きれを探してくると、カメに言いました。
「さあ、この棒きれをしっかりくわえていてください。どんな事があっても、けっして口を開いてはいけませんよ」
「わかった。ぜったいに口を開かないよ」
 かめが棒きれをくわえると、二羽の白鳥はその両端をくわえて空へと飛びたちました。

(わあ、なんて気持ちがいいんだ)
 カメは風をきって、ぐんぐん空をのぼっていきます。
 ふと下を見ると、人間の子どもたちが遊んでいました。
 子どもたちは空を飛んでいるカメを見つけると、口々に言いました。
「あっ、白鳥が、カメを下げて飛んでいるよ!」
「本当だ! カメのくせに、なまいきだ!」
「カメなんて、地面をはっていればいいんだ」
 それを聞いて、カメは腹を立てました。
 そして白鳥との約束をわすれて、思わず口を開いたのです。
「うるさいやい! ・・・あっ」
 そのとたん、くわえていた棒きれから体がはなれたカメは、葉っぱのようにくるくるとまいながら下へ落ちていきました。
 ドッシーーン!
 カメの落ちたところは、ちょうど王さまのお城の庭でした。
「なんだ! カメが空から落ちてきたぞ!」
「かわいそうに、こうらが割れて死んでしまった」
 お城は、大変なさわぎとなりました。
 王さまもそのさわぎを聞いて、庭へ出てきました。
「しかし、どうしてカメが空から落ちてきたのだ?」
 王さまがたずねると、カメが落ちてきた理由を知っていたえらいお坊さんが答えました。
「いいですか、王さま。
 このカメは、口をきいてはいけない時におしゃべりをしたから、こんな事になったのです。
 これは、人間でもおなじ事。
 やたらとおしゃべりする人は、みんなこのカメのようになってしまいます」
「・・・・・・」

 それからというもの、王さまはよけいなおしゃべりをしなくなったそうです。


                おしまい




【沙耶コラム】


ハロウィンこの季節になると

子どもたちはソワソワしてきますね・・・

だって、美味しいお菓子を沢山もらえるからです。

それも可愛いお化けに仮装して

お菓子をもらいにいくことができます。。。

わたしはつい先日東京虎ノ門にある虎ノ門ヒルズで

ハロウィンケーキを沢山頂きました・・・・

お菓子やケーキは、食べすぎはよくありませんが

子どもたちの情緒を育てるには大切ものだと思います・・

今年も素敵なハロウィンを


以上内容来自专辑
用户评论
  • 刘静華

    我是cc 的aya老师 您的声音真好听!

    听友264995076 回复 @刘静華: 代替沙耶💕 ⇨谢谢你的评论😊 我们很高兴你喜欢沙耶的声音!

  • 湯豆腐

    すてきな番組,声もやさしい!

    听友264995076 回复 @湯豆腐: ありがとうございます。嬉しいです💕 これからもよろしくお願いします。

  • 1594533iztd

    很好的节目!❤️

    听友264995076 回复 @1594533iztd: 代替沙耶💕 ⇨谢谢你的评论😊 我们会慢慢更新,所以请你再来!