【跟外教练听力】日语小故事朗读378-第10个承诺

【跟外教练听力】日语小故事朗读378-第10个承诺

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【专辑内容】

节选自作家西沢泰生的日常治愈系小故事,外教由佳老师朗读。每则时长5-7分钟,文章篇幅约为竖版口袋书4页。描写日常生活点滴,真实反映日本人情感细节、生活侧面、文化情怀等,日本高中生可理解的程度,难度约为日语N1级别。


【适合人群】

1. 日语词汇量丰富,语法掌握比较扎实,有相当听解能力。可直接收听,能较好的理解内容,并享受故事氛围。可能会受到理解干扰的部分是,涉及日本社会各层面各领域的人名、习惯性说法、固有常用语,以及可能不太熟悉的一些日本文化背景。请参照音频下提示的重点词句帮助理解。


2. 正在提高听力的道路上努力狂奔,想要寻找有内容的听力素材。可以参照音频下的故事原文,当有声书边看边听。从内容来讲,本身也是值得N次循环收听,和无限次影子跟读的。


3. 想要练习日语发音、语音语调和朗读,正犯愁身边没有适合的外教老师。由佳老师接受过播音方面的专业训练,是HANA日语里最擅长朗读的外教老师。小故事朗读基本接近普通日本人的常态语速,可以作为日语跟读朗读的素材。


【专辑特点】

纯外教原声,每日准点更新,真实常态语速,无混音特效,无音乐背景。希望能对大家的日语听力学习有所帮助。

【10番目の約束】

あなたは、あなたの大切な人に、「伝えておきたいこと」を、日頃からちゃんと伝えていますか?

以前、漁師のご夫婦は、前の晩のケンカを次の日の朝には絶対に持ち越さないという話を聞いたことがあります。

「舟板1枚下は地獄」と呼ばれる漁師さんの仕事は、常に死と隣り合わせ。

その日の朝が、永遠の別れになるかもしれません。

だから、前の晩にどんなに激しい夫婦ゲンカをしたとしても、次の日の朝にはすべてを水に流して「いってらっしゃい」「ああ、行ってくる」と気持ち良く送り出し、送り出される。

それは、後悔を残さないための知恵ですね。

さて。

これからお話をするのは、第2章でご紹介した「天国ポスト」の生みの親、「涙活プロデューサー」の寺井広樹さんが、著書『人生の大切なことに気づく 奇跡の物語』(かんき出版)のなかで紹介している、ある親子の実話です。

その親子のお母さんは、ずっと病気で入院していました。

そのため、まだ小学生の娘さんは、お母さんが入院している病院へお見舞いにいくのを日課にしていたのです。

このお母さん、自分のところにお見舞いにくる娘に、いつも「宿題」を出していました。「宿題」といっても、もちろん、学校の勉強についての宿題ではありません。

それは、「自分がいなくなったあと、娘さんが生きていくうえで身につけておいてもらいたいこと」という宿題。

具体的には、「掃除機をきちんとかける」とか、「ご飯を炊けるようになる」など、そんなことです。

実は、お母さんは、自分の命が残り少ないことを知っていました。

だから、娘さんに「生きているうちに伝えたいこと」を宿題という形で伝えていたのです。

お母さんは、「娘にできるようになって欲しいこと」をお見舞いに来た娘さんに紙に書いて渡します。

娘さんは、その紙に書かれた「お母さんからの宿題」を、「お母さんとの約束」として、一生懸命に頑張ります。

そして、それができるようになったら、そのことをお母さんに報告する。

すると、お母さんは宿題が書かれた紙に「はなまる」をくれる。

親子はそんなやり取りを続けていました。

お母さんから娘への「約束」。

それは、こんな内容でした。

約束1..…上履きを洗うこと

約束2……洋服とランドセルを片づけること

約束3……掃除機をきちんとかけること

約束4……ご飯を炊けるようになること

約束5……何事もあきらめないこと

約束6……ありがとうを伝えること

約束7……生き物を大切にすること

約束8……パパとの会話を大切にすること

約束9……時間とお金を大切にすること

こんな「お母さんとの約束」を、娘さんは、お母さんから「はなまる」をもらいたくて……、いや、お母さんの喜ぶ顔が見たくて、一つ、また一つとクリアしていったのです。

しかし。

娘さんが、九つ目の約束をクリアできたところで、次の約束を告げる前に、お母さんは亡くなってしまいます。

もうお母さんから宿題が出されることも、「できるようになって」お母さんから「はなまる」をもらうこともできなくなってしまいました。

悲しみにくれる娘さん。

ところが、そんな娘さんを1通の手紙が救いました。

亡くなったお母さんの持ち物のなかから、娘さんにあてた手紙が見つかったのです。

そこには、お母さんから娘さんへの「最後の約束」が書かれていました。

お母さんが娘さんに託した、「10番目の約束」。

それは……。

「ママがいなくなっても、いつも笑顔でいること」

このとき小学生だったこの女の子。

今ではもう、すっかり成人になりました。

彼女は、今もお母さんとの最後の約束、「ママがいなくなっても、いつも笑顔でいること」を果たすべく、明るく、人に感謝できる人になろうと努力を続けています。

天国のお母さんも、そんな娘さんの姿に、とびきりの「はなまる」をつけてくれていることでしょう。


以上内容来自专辑
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