第7回目職業紹介 行政書士-1

第7回目職業紹介 行政書士-1

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日本の職業紹介 第7回 行政書士


 


【Introduction】


みなさん今日も未知なる日本の職業紹介所へようこそ!私はみなさんの案内人のかこです!第6回目はみなさんに、日本の不動産鑑定士の仕事内容やお給料などについてご紹介しましたね。


今回、第7回目に紹介する職業は、行政書士です。興味のある方や日本語のリスニング力を上げたい方はぜひ聞いてください!あと、日本留学に関して何か疑問がある方は、いつでも私に連絡くださいね!では、みなさん短い時間にはなりますが、ぜひお付き合いくださいませ!


 


【Contents】


行政書士がどのような業種なのか、みなさんご存知ですか?行政書士は、「行政書士法」に基づく国家資格者です。行政に関する書類や、法律的な権利義務・事実の証明に関する様々な書類の作成や手続を、企業や個人に代わって行ったり、手続に関するアドバイスを行ったりするのが主な仕事です。そして行政書士も「士業」と呼ばれる職業の一つです。では、前に皆さんにお話しした「司法書士」と「行政書士」の違いは何でしょうか?


司法書士と行政書士は、同じ「書士」であることから、一般の方にはなかなか違いが分かりづらく、間違われやすい資格です。分かりやい違いをいうと、司法書士は法務省、行政書士は総務省の管轄になっており、扱う業務分野が異なります。そして、行政書士は主に行政関係の書類の作成や手続の代理を行いますが、司法書士は裁判所や法務局などに提出する書類の作成や手続の代理を行います。しかし、相続関係の業務、会社設立の手続、契約書や協議書などの書類作成、などには、行政書士も司法書士も両方行うことができるものがあります。


では、行政書士は具体的にどのような仕事をしているのでしょうか?


行政書士は、役所などへ提出する書類、申請書の代行、提出手続きの代行、遺言書などの権利義務管理や作成、契約書の作成などを担当します。1万種類を超える法律書類を扱い、「街の法律家」と呼ばれることもあります。建設や産業廃棄物にかかわる分野の許可申請に関する需要が高く、そのほかにも遺言書(自分の死後に財産を自由に処分するために残す書面の事です。)の作成依頼なども担当することが多いそうです。


さて、行政書士がどのような職業で、どのような仕事内容なのかはみなさんだいたい理解できましたか?行政書士とは、生活によく使われる法律知識を一般の人たちに提供してくれる、「街の法律家」でしたね。では、司法書士は、どれだけお給料を貰っているのでしょうか?


まずは、全体的な司法書士の平均の給料を見てみましょう。日本の司法書士の平均のお給料は月33.2万円だそうです。ちなみにこの平均のお給料は、22歳から65歳までの43年間から計算したものになります。人民元に換算すると約2万2千人民元です。日本の全体の平均的な月収は約36万円(人民元だと約2万3千7百人民元)なので、平均よりも少し低い収入ですね。この計算だと65歳の定年まで働くと、生涯賃金は2億2千万を越える金額だそうです。人民元に換算すると千四百万を越える金額です。日本の平均的な生涯賃金は、2億1803万円なので平均よりほんの少し高い収入となりますね。国家資格にしては、意外と収入は高くないので、少しびっくりですね。


年代別で行政書士の平均給料をみてみましょう。20代で25万円、30代で32万円、40代では50万円。日本の年代別平均給料は、20代で23万円、30代で30万円、40代で36万円なので、40代にならないと収入は大きく上がらないことが分かりますね。


では行政書士にはどのようにしたらなれるのでしょうか。行政書士として働くためには、国家試験である行政書士試験に合格する必要があります。この試験には受験資格がないため、学歴や年齢などを問わずに誰でも受験することができます。司法試験に比べると難易度は低くなりますが、やっぱり国家試験なだけあり独学では難しい場合があります。専門学校や専門の講座を受講して、半年以上の勉強から始めるのが近道となります。行政書士試験の合格率は平均9%だそうです。そして、試験合格後は日本行政書士会連合会に登録し、行政書士事務所などへ就職したり独立開業をするのが一般的です。日本行政書士会連合会への入会費は20万ー25万円程度で各都道府県によって違い、いろいろな費用を合わせると30万円前後かかりそうです。また、会費も毎年6万円前後必要です。結構お金のかかる職業ですね 笑 それ以外に、行政書士補助者として先に実務経験を積みながら勉強し、行政書士の国家資格取得を目指す人もいます。また、弁護士、弁理士、公認会計士、税理士資格を持っている人は、無試験で行政書士の資格を取得することができます。


行政書士は競争が激しく、それぞれの経験や実績、また所属する行政書士事務所によって、だいぶ給料や待遇には違いがあるようです。


しかし、行政書士は「街の法律家」といわれることもあり、個人や法人が行う行政手続きに関連する多くの書類の作成や相談業務を行いながら、たくさんの顧客を助けることができます。なので人に感謝をされることに喜びを感じることができる人には向いている職業かもしれませんね。


 


【Conclusion】


みなさん今日の内容はいかがでしたか?日本で行政書士として働くイメージはつきましたか?今日も楽しんでもらえたでしょうか。あと、みなさんの日本語のリスニングの勉強の役に立てるとうれしいなって思います。


これからも毎回一つ新しい職業についてみなさんにお話をしていこうと思っているので、みなさんが聞きにきてくれるとうれしいです。次回は、社会保険労務士についてお話します!また次回待ってますね!みなさん、ごきげんよう!


 



以上内容来自专辑
用户评论
  • 李成銘_fv

    今度、弁理士の紹介をお願い致します。