第8回目職業紹介 社会保険労務士

第8回目職業紹介 社会保険労務士

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日本の職業紹介 第8回 社会保険労務士


 


【Introduction】


みなさん今日も未知なる日本の職業紹介所へようこそ!私はみなさんの案内人のかこです!第7回目はみなさんに、日本の行政書士の仕事内容やお給料などについてご紹介しましたね。


今回、第8回目に紹介する職業は、社会保険労務士です。興味のある方や日本語のリスニング力を上げたい方はぜひ聞いてください!あと、日本留学に関して何か疑問がある方は、いつでも私に連絡くださいね!では、みなさん短い時間にはなりますが、ぜひお付き合いくださいませ!


 


【Contents】


社会保険労務士がどのような業種なのか、みなさんご存知ですか?社会保険労務士は、労務や社会保険に関するエキスパートで、普段「社労士」と略されることが多いです。会社が人を雇うときは、いろいろな法律に従って適切に労働環境を管理しなければなりません。また、雇用保険や健康保険、厚生年金などの手続きを行う必要もあります。こうした手続きをさまざまな法律に沿って適切に行うのが社労士の仕事です。


では、社労士の具体的な仕事内容はなんでしょうか?


社労士の仕事内容は大きく3つに分けることができます。1つ目は、コンサルティング業務です。社労士は人材や労務に関するスペシャリストとしてアドバイスをし、業務をスムーズにし、経営者と労働者が良い関係を結ぶ手助けをします。2つ目は、手続きの代行です。雇用保険や健康保険、お給料の計算、厚生年金などの手続きを社労士が代わりにしてくれます。3つ目は、年金相談業務です。年金の仕組みは難しく理解するのが大変なので、その相談に乗るのも社労士の重要な役割です。


分かりやすく例えると、大企業で考えると第2回目に紹介した職業の税理士は『経理部・財務部』で、社労士は『総務部・人事部』の仕事のイメージです。


さて、社労士がどのような職業で、どのような仕事内容なのかはみなさんだいたい理解できましたか?社労士とは、企業を構成する経営資源(ヒト・モノ・カネ)のうち、『ヒト』に関する部分を担当するスペシャリストですね。


では、社労士は、どれだけお給料を貰っているのでしょうか?


まずは、全体的な社労士の平均の給料を見てみましょう。日本の社労士の平均のお給料は月40万円だそうです。ちなみにこの平均のお給料は、22歳から65歳までの43年間から計算したものになります。人民元に換算すると約2万6千人民元です。日本の全体の平均的な月収は約36万円(人民元だと約2万3千7百人民元)なので、平均よりは高い収入ですね。この計算だと65歳の定年まで働くと、生涯賃金は2億7千万を越える金額だそうです。人民元に換算すると千七百万を越える金額です。日本の平均的な生涯賃金は、2億1803万円なので平均より6000万円も高い収入となりますね。しかし、この金額はあくまで平均額で、実際にはそれぞれの社労士ごとの年収格差は大きいようです。


次に、年代別で社労士での平均給料をみてみましょう。20代で25万円、30代で35万円、40代では45万円。日本の年代別平均給料は、20代で23万円、30代で30万円、40代で36万円なので、どの年代でみても社労士の収入は平均よりは高いことが分かりますね。


では社労士にはどのようにしたらなれるのでしょうか。社労士も他の国家資格と同じく、まずは社会保険労務士試験に合格する必要があります。しかし、社会保険労務士試験を受験するには受験資格をクリアする必要があります。社会保険労務士試験の受験資格は、「学歴」、「実務経験」、「厚生労働大臣が認めた国家試験合格」の3つのうち、どれか1つに該当し、証明できる者が受験できることになっています。


学歴としては、大学、短大のほか高等専門学校、一定の専修学校(いわゆる専門学校)の卒業者は受験資格があります。実務経験としては例えば、社労士事務所で補助的な事務を経験したことがあり、その期間が通算して3年以上あれば受験資格があります。その他に、健康保険組合や労働保険事務組合などで常勤役員または従業員として関連事務を経験したことがあり、その期間が通算3年以上ある者や、公務員として行政事務を経験したことがあり、その期間が通算3年以上である者なども受験資格があります。そして最後の厚生労働大臣が認めた国家試験としては例えば、国家公務員採用総合職試験や一般職大卒程度試験、一般職高卒者試験などに合格した者や、税理士試験、司法書士試験などに合格した者は受験資格があります。


この3つの条件のうち一つを満たし社会保険労務士試験に合格したあとは、全国社会保険労務士会連合会の名簿に登録する必要があります。しかしこの名簿に登録をするには、2年以上の実務経験(例えば、社労士事務所で働いていたなど)があること、または、全国社会保険労務士会連合会が実施する「事務指定講習」を受講してこれを修了する必要があります。条件をクリアして、全国社会保険労務士会連合会の名簿に登録したあとは、今度は、勤務地か居住地の都道府県社会保険労務士会に入会する必要があります。この登録と入会にはまた費用がかかります。社労士として本格的に働き始めるまで中々大変だということが分かりますよね。。。試験の難易度も結構高く、合格率は平均6-7%だそうです。また、試験の出題範囲が広いため十分な勉強時間が必要となりしっかり準備する必要があります。しかし、他の士業試験のように論述試験や口述試験がないため、取り組みやすい試験であるとも言えます。企業の経営に興味がある人や数字を扱うことや、コツコツとした作業が好きな人は向いている職業なので挑戦してみても良いかもしれませんね!


 


【Conclusion】


みなさん今日の内容はいかがでしたか?日本で社会保険労務士として働くイメージはつきましたか?今日も楽しんでもらえたでしょうか。あと、みなさんの日本語のリスニングの勉強の役に立てるとうれしいなって思います。


これからも毎回一つ新しい職業についてみなさんにお話をしていこうと思っているので、みなさんが聞きにきてくれるとうれしいです。次回は、ファイナンシャルプランナーについてお話します!また次回待ってますね!みなさん、ごきげんよう!


 


以上内容来自专辑
用户评论
  • A凉水泡的茶

    要是能带上汉语翻译就完美了

  • 听友233429585

    いい番組です。ありがとうございます😊もしかしたら、医療翻訳士のことを紹介頂けませんか。