62、のど赤き 玄鳥ふたつ 屋梁にゐて 足乳ぬの母は 死に
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- 61、初夏の 風となりぬと 御仫は を指のうれに ほのしら5201:19
- 62、のど赤き 玄鳥ふたつ 屋梁にゐて 足乳ぬの母は 死に3402:02
- 63、草づたふ 朝の蛍よ みじかかる われのいのちを 死な2601:45
- 64、めん鶏ら 砂あび居たれ ひつそりと 剃刀研人は 過ぎ4302:10
- 67、向日葵は 金の油を 身にあびて ゆらりと高し 日のち4101:49
- 65、赤茄子の 腐れてゐたる ところより 幾程もなき 歩み路上一个烂番茄5502:46
- 66、山なみに ひびきて鳴きし 晚は 暗やみとなり 皆ねむるらむ2402:14
- 68、曇り日の 青草を籍けば 冷たかり 自愛のこころ かな4201:45
- 69、大きなる 手があらはれて 昼深し 上から卵を つかみ13801:45
- 70、夕されば ひとりぼつちの 杉の樹に 日はえんえん5701:19
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