29課本文

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第29課ー絶対に欲しい物は自分の手にとって確かめてからでないと買わない

あなたは、買いたい商品がある場合、それを実際に手に取って見なくても、雑誌やテレビの CM を見ただけで買うことができますか。それとも、「欲しいものは、絶対に自分の手にとって確かめてからでないと買わない」というタイプですか。私は後者のタイプです。衣服にしろ家具にしろ、実際に商品を手に取ってみないことには買い物はできません。電話で注文したり、特別な用紙に注文を書いて送ったりするだけで、お店に行くことなく商品を買う方法を、通信販売と言います。通信販売をしている会社は、商品を並べる店を持たないので、自ら作成したカタログを色々な場所に置いたり、メディアを利用して宣伝を行ったりして、それを見て注文した人の家に、直接商品をお届けます。代金は、お客さんが商品を受け取る時に支払う、という仕組みになっています。19世紀の後半に、国土の広いアメリカで考え出された方法で、地方に住んでいて町に出ないことには買い物もできなかった農民たちのために、このような仕組みが作られたと言われ言われています。今では日本でも、ウェブやテレビやラジオ、あるいは新聞や雑誌などでも、非常に多く通信販売の広告を見ることができます。その他にも、ぶ厚いカタログがスーパーやコンビニに置いてあって、買い物に行ったついでに、無料で持って帰ることができるようになっています。ですから、日本人にとっても、とても身近なものになってきました。この前、私も初めて通信販売で気に入ったテーブルを注文してみたのですが、カタログには大きさや色や値段など、とても細かく書いてあったので、安心して注文することができました。しかし、通信販売を利用しようと思うのも、品物次第で、テーブルなどの家具ならいいですが、服や靴をカタログから選ぼうとは思いません。

 




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