16课

16课

00:00
03:08
以上内容来自专辑
用户评论
  • 1372253phos

    歌う(歌の力)  長く会社に勤めているが、いつまでも馴染めないことがある、歓迎会や送別会など特別な集まりの後、歌に誘われることだ。立場上、参加はするが、生まれつき歌が苦手なものだから、そこで歌わされるのがわたしには耐え難いことなのだ。それでも、どうしてもとなった時、童謡を歌う。みんなも心を和ませ、その場を一つにしてくれる不思議な歌の力を頼りに童謡を歌う。  若い人の求めに耐えかねて、初めて歌った時「まさか」という表情をするものや「白けるなあ」という顔があった、それでも、上司に失礼になってはいけないと、こちらに顔を向けて、わたしの歌に耳を傾けようとしてくれた。

  • 1372253phos

    わたしは歌が持つこの不思議な力を「歌の力」だと思っている。  昔から、祝いの席で歌が歌われ、喜びを分かち合った、歌が田植えやお茶を摘む場で、また、網を引く浜でも励まし合い力を合わせて汗を流す時の力になった。  今、若い人たちは機会を作っては歌いに行く、時には声を揃えて歌い、気持ちを分かち合い「これからも頑張ろう」と励まし合っているのだろうか、それと気づかず「歌の力」を楽しんでいるのに違いない。

  • 1372253phos

     自信がなさそうに歌っているところへ、遠慮がちな声が添えられた上司を勇気付けようと思ってか、はじめは何人かが最後には一緒になって声を揃えて歌ってくれた、歌い終わった時、みんな「懐かしなあ」という表情をしていて、「さあ、次」と声が出るまで、少しの間があった、違う年代の人たちが同じ歌を知っていたことに驚いた、同時に若い人たちは何を懐かしがって歌っていたのだろうと思った。わたしには、見知らぬよその国を想像し、夢を描きながら日を沈む海を見つめて、自分の姿が昨日のことのように浮かぶ、若い人たちが自分なりの海やよその国を思って歌ったのだろうか、それぞれが違う思い出、それでも最後に声を合わせて歌う、