晚读136 | 玉兔登月(上)

晚读136 | 玉兔登月(上)

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「お月さまに行ったウサギ(前篇)」


 

むかしむかし、サルとキツネとウサギが、神(かみ)さまのところへ行(い)きました。

很久很久以前,猴子、狐狸和兔子都去了神那里。

 

「神(かみ)さま、どうかお願(ねが)いです。今度(こんど)生(う)まれてくるとき、人間(にんげん)にしてください。」

他们对神说:“求求您了,来世请让我做人类吧!”

 

すると、神(かみ)さまがいいました。「人間(にんげん)に生(う)まれたいのなら、自分(じぶん)の食(た)べ物(もの)を人間(にんげん)にごちそうすることだ。」

神说:“如果想生而为人,就去招待人类吃自己的食物吧。”

 

そこでサルは山(やま)へ行(い)き、クリやカキの実(み)を取(と)ってきました。キツネは川(かわ)へ行(い)って、魚(さかな)を捕(つか)まえてきました。

于是,猴子去山里采了栗子和柿果。狐狸去河边捕了鱼。

 

ところがウサギの食(た)べ物(もの)は、やわらかい草(くさ)です。今(いま)は冬(ふゆ)なので、やわらかい草(くさ)は一本(いっぽん)もありません。「困(こま)ったなぁ。どうしよう。」ウサギはがっかりして、サルとキツネのいるところへ戻(もど)ってきました。

可兔子的食物是青草。现在是冬天,根本找不到青草的踪迹。“怎么办呀...”兔子显得很为难,垂头丧气地回到了和猴子、狐狸的集合点。

 

「ウサギさん、君(きみ)のごちそうはどうしたの?」

「だめだよ、草(くさ)は枯(か)れているし、木(き)のめは、まだ出(だ)していないんだ。」

狐狸问:“兔子,你请客的东西准备地怎么样了呀?”

“还没找到呢,草都枯萎了,树叶也还没有发出新芽。”

 

すると、サルが言(い)いました。「それじゃウサギさんは、いつまでもウサギのままでいるんだな。」

「そうだよ、ごちそうも持(も)ってこないで、人間(にんげん)に生(う)まれ変(か)わりたいなんて、ウサギさんはずるいよ。」キツネも、怒(おこ)って言(い)いました。

「ごめん。でも、もう一日(いちにち)だけ待(ま)って。」

听罢,猴子说:“那兔子就只能一直是只兔子咯?”

狐狸生气道:“是吧。如果没拿请客的食物,还想转世变成人,也太不公平了!”

兔子委屈地说:“对不起,再等我一天吧,最后一天。”



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