あなたは、会議で手を挙げられない、アイディアを発言できない、見つけた憧れの仕事に対しても、「どうせ私なんかが応募しても…」と応募する前に諦めてしまった、そんな経験をしたことがないだろうか。
一方で、あなたの周りにいる男性は、会議で内容に関わらず発言を堂々とするし、やりたいことに対しても積極的に手を挙げていく、そんな様子を見たことはないだろうか。私自身、社会人になってから特に、自信のなさが顕著になり、一つの大きな障害となっていた。
ミーティングで言いたいことを言えなかったり、一度言葉を発してみても、周りの強い視線を感じたりして、逆に萎縮(いしゅく)してしまうことがよくあった。間違えたことを言ってはいけないというプレッシャーと、周りが自分をどう見ているのかということを気にしすぎてしまうのだ。
そして何よりも、「自分なんて…」と自らを過小評価し、自分がやりたいことを諦めていた。そんなことを男友達に相談すると、返ってくるのはいつも同じアドバイスだった。 「もっと自信を持ちなよ。」 「やりたいこと、やればいいじゃん。」 私だって、自信が簡単に手に入れられるのであれば、手に入れたい。けれど、いろんな人に自信の話をしていく中で、男性と女性には自信について差があるように感じてきた。というのも、男性は根拠のない自信を強く持っているのに、女性は根拠があっても自信がないように感じたのだ。
それ以来、女性がやりたいことに対して一歩踏み出せない大きな原因は自信なのではないかと思い始めた。もし、女性がもっと自信を持てたら、積極的に声を上げられるようになれたら、やりたいことを怖がらずにできるんじゃないか。
自信がないのは、あなただけじゃない自信について調べるまでは、私だけが自信がなくて、私だけが会議で喋れなくて、くよくよ悩んでいるのかと思っていた。自分一人だけが初歩的なところでつまずいている、そう感じていたのだ。けれど、実際は多くの女性が同じ悩みを持っていることを知ったことで、一人じゃないんだという気持ちになり、ほっとした。そして、自信のない自分を責めたり、追い詰めたり、極度(きょくど)に自分を卑下(ひげ)したりすることが少なくなった。もちろん、そんな簡単にいつも自信が持てるわけではない。自信は、能力より重要な時もある。逆に、自信のない女性は、チャレンジすることや行動を起こすことさえもやめてしまうという研究結果も出ている。
そんなの、すごくもったいないと思わないだろうか。
もっと今の自分のままでいいんだ、と自信を持ってほしいと思う。自分を過小評価しないで、自分の価値を認めてもらいたいのだ。自信を持って、やりたいことがあるなら、積極的にチャレンジしてほしい。失敗してもいいから、とにかく一歩を踏み出して、やってみてほしいのだ。
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