7、妹が見し 楝の花は 散りぬべし わが泣く涙 いまだ干
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- 6、春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香6602:29
- 7、妹が見し 楝の花は 散りぬべし わが泣く涙 いまだ干3802:17
- 8、松浦川 川の瀬光り 鮎釣ると 立たせる妹が 裳の裾濡6802:17
- 9、帰るべく 時はなりけり 都にて 誰が手本をか 我が枕5703:03
- 10、いかにあらむ 日の時にかも 声知らむ 人の膝の上 我6402:04
- 11、夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦し8301:45
- 12、うつせみは 数なき身なり 山川の さやけき見つつ 道6602:37
- 13、朝霧の おぼに相見し 人ゆゑに 命死ぬべく 恋ひわた7602:01
- 14、沖つ島 荒磯の玉藻 潮干満ち い隠り行かば 思ほえむかも5002:01
- 15、君に恋ひ 寐寝ぬ朝明に 誰が乗れる 馬の足の音ぞ 我4501:28
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