20181113ジェトロ上海事務所・小栗道明首席代表に聞く

20181113ジェトロ上海事務所・小栗道明首席代表に聞く

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260社の成約金額は26億円余り。ただし、これは最初の3日日間のみの統計でした。国際輸入博覧局からは「一流かつ『不一般』(一般的でない)」と期待されている今回のビッグイベント。日本の取りまとめ機関に指定されたジェトロは、「匠の心×イノベーション」を旗印に、オールジャパン体制で取り組んできました。


今回のゲストは、この春、出展企業募集の第一線で奮闘してきた小栗道明さんです。


小栗さんの紹介によりますと、日本から出展した約450の企業・団体のうち、ジェトロが出展を支援した260社は、5~7日までの商談件数が1万件以上、うち、成約・成約見込み件数は1700件で、成約金額は計26億2千万円に上ったということです。


 小栗氏は「中国側が発表した契約総額の578億ドル(約6兆円)に比べれば、26億円は小さく思えるかもしれないが、260社のほとんどが中小企業で、単価の安い商品が中心だ。そう考えれば、良い成果であったとジェトロでは評価している」と表明し、最終的な成約金額などのデータは現在集計中で、来週はじめ頃に正式発表すると明らかにしました。「8日にもバイヤーが殺到していたため、最終的には現在の金額の倍か、それ以上になる可能性もある」ということです。


 また、「中国の消費は高度化に向かう転換期にある。これが、日本製品が注目される背景になった。より多くの日本企業がこのチャンスを掴むことで、中国の皆さんの豊かさと発展にもつなげていけたらと願っている。それは、いま好転している両国関係への、企業界からの応援でもある」との見方を示しています。


「本当に大成功で、期待以上の成果を得られた」と笑顔で総括していた小栗さん。今回は、このように総括できるまでの道のりを振り返ってもらいます。この番組でしか聞けないお話も含め、ぜひお聞き逃しのないように。




【プロフィール】


小栗 道明(おぐり みちあき)さん


日本貿易振興機構(ジェトロ)上海事務所長


1994年、ジェトロ入構。ジェトロ・北京事務所(1999~2004年)、ジェトロ・広州事務所(2004~2006年)、本部企画部海外地域戦略主幹(北東アジア)などを経て、2015年より現職。

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用户评论
  • 上海张_h2

    いいラジオ放送ですね。日中経済関係の情報を聞かれていいです。