まだ妖怪が信じられていた頃のお話。一匹の月うさぎが、下界の人の里にやってきました。お金も住む場所も無い彼女は人間の青年と出会ってしまい...
は、初めまして!!
私は月うさぎのルナ、月のお餅を紹介するために人の里までやって来ました。
でも歩いてる人に話しかけても「うさぎの妖怪だー!!」なんて言われちゃうし...ちゃんと話を聞いてくれたの、お兄さんが初めてなんです。
え?この耳はどうなってるのかって?
いてててててててて......もう!!いきなり引っ張らないでくださいよ!!うさぎの耳は飾りじゃないんですよ!!
え?お詫びに月のお餅、買ってくれるんですか?
やったー!! お兄さんが初めてのお客様です
じゃあ、この月の石もおまけして...へくちっ(くしゃみ)
だ、大丈夫ですよ!!月の夜は人里より寒いからこんなのへっちゃらです!!
う...でも確かに一晩中外にいたら風邪引いちゃいますよね...でも宿代なんて無いし...そもそも
私みたいなのを泊めてくれる宿があるかどうか...
え!?お兄さんのお家で泊めていただけるんですか!?
でも私お金持ってないし...... きゃっ!?
い、いきなり腕を掴まないでください!!
え?困ってるやつを見捨てたくないから黙って俺に着いてこい?ほ、本当に良いんですか...?
......じゃあ、お言葉に甘えて。
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