14 ずっと会いたかった
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14 ずっと会いたかった

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< 椿の章 >     朗读:石田彰


トラック14    ずっと会いたかった
外はもう真っ暗で、街灯の明かりが寂しそうに道を照らしている。彼女は少し後ろから、俺に呼びかけた。振り返ると、少しの間があって、彼女は全部思い出したと呟いた。
「それって、どう言う意味だ?全部って……」
彼女は父親の転勤で、一時期雪が多い地方に住んでいた。友達が近所にいなくて、よく近所のおばあさんの家に行っては、一緒に遊んでもらっていたある日、彼女は俺を見つけた。見たことのない子だったが、困っていたので、雪だるまを作るのを一緒に手伝った。時間を忘れてっ手伝っていたが、不意にあたりが暗くなっていることに気づいた。その時、俺と指きりを交わした。しかし、その後すぐに父親の転勤が決まり、その町から出て行ったそうだ。
「やっと、思い出してくれたんだな。俺は……お前にずっと会いたかった!ずっと会いたかったんだよ!」
---近江の海 辺は人知る 沖つ波 君をおきては知る人もなし---
私がどう言う人かはみんな知っている。でも、内面に隠された激しさは、貴方以外知らない。
いろいろな気持ちが溢れてきても、言葉にできなくて、俺は、手の中にある椿のプローチを……ずっと見つめていた。


Track 14    一直想见你
天色已黑,明亮的路灯照耀着寂寞的街道。她从身后叫住我。转过身,过了片刻,她轻声道,我全部想起来了。
“这,这是……什么意思?全部是……?”
她说,由于父亲工作的关系,曾经有一段时间在多雪的地方住过。家附近没有朋友,所以经常去奶奶家玩,某天玩耍的时候,发现了我。对没见过的孩子,虽有些怕生,但是还是帮忙一起堆了雪人。堆着堆着一时忘了时间,注意到的时候天已经开始暗了下来。那个时候,还和我拉勾勾做了约定。但此后不久,由于父亲工作再次调动,她搬离了那个小镇。
“你终于…想起来了啊~。我……一直好想见你。一直想见到你啊……”
『近江[地名]岸边,水浅人识;汪洋深海底,君之外,更有谁知。』
我是怎么的人,大家都知道。但惟独你才了解,我内心暗藏的激情。
心中百感交集,却难以言表,我只能,一直注视着手中的山茶花胸针。

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