NHK 2022年12月24日

南海トラフ地震　助けに行く医者などのチームが足りない

将来、南海トラフ地震という地震が起こると、東海地方から九州までの間でとても大きな被害が出ると考えられています。いちばんひどい場合、亡くなる人は32万3000人で、けがをする人は62万3000人になりそうです。

特に被害がひどくなりそうな10の県には、日本中から医者や看護師などのチームが助けに行きます。

災害のときの医療の専門家で、医者の阿南英明さんたちのグループが調べると、10の県で必要になるチームは、全部で1756でした。しかし、道路を使って行くことができるチームは35都府県の600で、必要なチームの34％だけでした。

阿南さんは「チームがすぐに助けることができない場合があります。地震の被害が出た所で医療を続けることができるように、準備しておく必要があります」と話しています。

将来，如果发生南海海槽地震的话，从东海地区到九州之间会有很大的损失。最严重的情况下，死亡人数将达到32万3000人，受伤人数将达到62万3000人。

由日本各地的医生和护士组成的团队将前往受灾特别严重的10个县进行援助。

根据灾害时的医疗专家、医生阿南英明的小组调查，10个县总共需要1756个小组。但是，能够使用道路的队伍只有35个都府县的600个，只有所需队伍的34%。

阿南说:“有时候我们的团队不能马上提供帮助。为了能够在遭受地震灾害的地方继续进行医疗救助，我们有必要做好准备。”