NHK 2022年5月21日

入学試験の裁判「女性と男性で合格の基準が違うのは差別」

2011年度から2018年度に順天堂大学医学部の入学試験を受けて合格できなかった女性13人が、大学を裁判所に訴えました。女性たちは「大学は女性の合格を少なくするために、男性と違う基準で女性の合格を決めていました。憲法に違反しています」と言っています。

19日、東京地方裁判所は「医者になるためには、女性か男性かは関係ありません。医者に必要な能力や学力と関係がないことで合格かどうかを決めるのは、正しくなくて差別になります」と言ました。そして大学に、全部で約800万円を払うように言ました。女性1人に30万円から90万円です。

裁判をした女性は「時間は戻りません。医者になりたいと思っていた学生が泣きながらほかの道に進んだことを忘れないでほしいです」と話しています。

順天堂大学は「何も言うことはありません」と言っています。

参加2011年度至2018年度顺天堂大学医学部入学考试却未能合格的13名女性向法院起诉了该大学。女性们说:“大学为了减少女性合格的人数，用与男性不同的标准来决定女性合格的人数。这违反了宪法。”

19日，东京地方法院表示:“想要成为医生，是女性还是男性是没有关系的。根据与医生所必需的能力和学习能力无关的事情来决定是否合格是不正确的，也是歧视。”然后让大学支付总共约800万日元。女性每人30万日元到90万日元。

打官司的女性说:“时间不会倒流，希望不要忘记想当医生的学生哭着走上了其他的道路。”

顺天堂大学表示“没有什么可说的”。