小熊さんの考え違い

小熊さんの考え違い

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  • Reina4649

    著者:村山 籌子 読み手:小川 幸香 ある日小熊さんが路道端で遊んでいますと、お猫さんが通りがかりました。お猫さんは、ふところから赤いものを取り出して 「小熊さん、これなんだか知ってる?」と聞きました。小熊さんは一目みて、それがホホヅキだと分かりましたので、 「あら、いいのね。1つでいいから下さいな。」といいました。 「まあ、1つ下さいですって。とてもね、大事なのよ、あげられやしない。」とお猫さんはいいながら、皮をむいて、ホホヅキの実を出しました。それをみると、小熊さんは、とても欲しくなりました。そして、自分のうちの畑のすみに、一本 頬づきの木があるのを思ひだして、

    Reina4649 回复 @Reina4649: 小ぐまさんは、すっかり考え違いをして、これをホホヅキの木だと思っていたのです。小熊さんはどんなに心配したことでしょう。お猫さんがこれを聞いたらどんなに怒るだろうかと思って、大きい声を出して泣いておりました。  小ぐまさんの声があまり大きいので、お隣りのあひるさんがやつてきました。あひるさんは、尋ねました。 「どうしたのですか、私に話して下さい。」  小ぐまさんは自分の心配を、あひるさんにはなしましたら、あひるさんは小ぐまさんをかわいさうに思つて、わあわあ泣きました。二人の泣き声があまりに大きいので、昨日のお猫さんがやってきました。