四月の魔女の部屋-2
文:星空めてお
朗读:坂本真绫
仅供学习用
聖者と呼ばれる旅の男がやってきました。
他言するなとエイプリルに響わせて男は詰め寄りました。
「本当は奇跡の力など持ちあわせてはいないのに、皆がわしを待ち望む。魔女のお前にはなぜ力があるのだ。その悪魔の力を私によこせ」
旅の男は真っ白な髭をふるわせて泣き崩れます。
「わしはただ子供たちに笑ってほしかっただけなのに」
エイプリルは男に言いました。
聖者さま。呪われたわたしの力が贈り物になるのなら、どうぞ差し上げます。
しかし男はエイプリルの差し伸べた手を見つめてうなだれました。
「いいや。やはりそんな恐ろしいものはいらない。ここにいるのは少しばかり手先の器用な老いぼれだ。今ではその指も満足に動かせず、人形ひとつ作れない。施すべき金貨も尽きてしまった。頼むから聖者などと呼ばないでくれ」
ならばあなたは人間として死ぬでしょう。
それでもあなたを思い出すたびに子供らは微笑みます。
「ほっほ、魔女の言うことなど信じるものか」
男は笑い飛ばしました。
長旅の果てに男は寂しく死にましたが、後に聖人と呼ばれたとか。
死を目前にした病人が追われてきました。
愛する者に憎まれ、家を燃やされ、どこにも行き場所がなくなって。
彼女は部屋のすみにぼろ切れのようにうずくまりました。
「触れないで。見ないで。私を放っておいて。この病に罹りたくなかったら」
わたしは魔女です。どんな病魔もわたしに赦しを与えてはくれません。
そう言ってエイプリルは彼女をベッドに寝かせ、手厚く看病しました。
それでも冷たくなっていく彼女の手をとってエイプリルは尋ねます。
わたしは魔女です。あなたが望めば、誰よりも永く生きる体を差し上げます。
けれぞも、長く長く苦しんだ彼女は疲れきっていて、もう治りたくなどはなかったのです。
「ありがとう。どうか死なせてください
彼女は死にました。エイプリルは泣きました。
这篇没有文稿
Seki菇菇 回复 @鬼脸嘟嘟_eo: 有的呀这篇有的