「東京アラート」下、都心への人出がむしろ増加に
テレ朝ニュース6/8(月) 11:57配信より引用
新型コロナウイルスの感染拡大への警戒を呼び掛ける「東京アラート」が発動されるなか、7日の東京都心への人出は1週間前に比べて増加していることが分かりました。
NTTドコモによりますと、7日午後3時時点の東京都心への人出は、感染が拡大する前の1月下旬から2月上旬の休日の平均に比べると、新宿で32%、銀座で31.6%、渋谷で45.3%の減少となりました。1週間前に比べて約1.3倍から2倍の人が都心に出掛けたとみられます。東京では新規の感染者数が2桁となる日が続き、感染拡大への警戒を呼び掛ける「東京アラート」が続いていますが、都心に出掛ける人が減少することはありませんでした。
恐怖の道路族
ここからはトークコーナー、今日のテーマは「恐怖の道路族」です。最近になって「道路族」っていう言葉をよく目にするようになりました。これ、一体何なのかといいますと、実は住宅街などにある小さな道路で遊ぶ子供たちのことなんです。昔から子供達が外で遊んでいる風景というのはよくありましたので、どうして*1今更これがこんなにも注目されるのかちょっと分からなかったんですが、最近の新型コロナウイルスの流行とどうやら関係があるようなんです。
普段、小さな子供達は一体どこで遊んでいるのかと言いますと、家の中で遊ぶという選択肢もありますが、外に出て公園や広場などで遊ぶなどというのもありますよね。この道路族と呼ばれる子供達は、自分の家の近所の、割と小さめの道路で遊ぶ子供たちなんです。確かに大きな道路では、車の往来が激しいのでとても危険ですよね。ですからそういった場所で遊ぶ子どもたちは勿論いません。でも、家の近所にある*2袋小路や近所の人しかその道路を使用しないような、小さな道路であれば、*3滅多に車が来ることがありませんので安心して遊んでしまうんですね。
日本では、中国と違って非常に使える土地・公園などが狭いので、もし家の近所に公園があったとしても、そんなに*4のびのびと遊べる広い公園というのはないんですよね。ですから子供達は遊び場を探すのが結構大変なんです。また新型コロナウイルスの流行で学校が休校になりまして、公園なども、遊具で遊ぶために人がたくさん集まると、感染が拡大する恐れがあるということで、公園が閉鎖されたりしていたんです。ということで子供たちはどこにも遊ぶ場所がなくなってしまったという現象が起きたんですね。
そこで、近所の道路、比較的車の往来が少ないところを選んで遊ぶという結果になったんです。
ここまでですと、あの、万が一遊んでいる最中に車が来て事故などに遭ってしまうと大変危険なので、問題があるというのは分かりますよね。でもこの道路族の問題は、この事故の危険性だけではないんです。新型コロナウイルスの流行で在宅勤務をする人が増えましたよね。普段は朝会社に行って、夜帰ってくるという生活をしているので、昼間は家にいません。ですから、例えば幼稚園から帰ってきた子どもたちや、就学前の子どもたちが、近所の道路で、もしくは家の前の道路で大きな声を出しながらたくさん集まって遊んでいたとしても、全然それは気になりませんよね。だって家にいないんですから。ところが、在宅勤務が始まると、朝から晩まで家にいますよね。自分の家の近所がこんなにもうるさかったなんて知らなかったということになるわけなんです。
また、ただ家にいて休んでいるだけだったら、なんとなくテレビを見て過ごすとか、音楽を流すとか、色々な方法があって、子供たちの声を聞かないように気分を*5紛らわすこともできるんですが、こっちは仕事中ですよね。そうなると、ある程度静かで仕事に集中できる環境でないと、大変*6煩わしいということになります。
こうした在宅勤務をしながら、外で遊んでいる子供たちの声に悩まされている人たちが、この「道路族」っていう言葉をどうやら生み出したようです。また、小さいお子さん達だけで集まって遊ぶっていうことはあまり考えられませんよね。必ず近くに保護者がいて、子供達の安全を見守っているはずなんですが、その保護者の人たちも、子供が遊んでいる間、何もすることがありませんよね。そうなると、*7ついついお母さん同士、*8おしゃべりに花が咲くんです。ですから、子供達が遊ぶ大きな声や、お母さん方のおしゃべりの声や笑い声、こうした声がほとんど一日中外で響いているという状態なんですね。
これが自分の家の目の前の道路だったりすると、とてもじゃないけど仕事にはなりません。これは道路族と、そして在宅勤務をしている人たちの戦いということになってしまうんです。もちろんね、あの、ちょっと静かにしてもらえませんかという風に注意できればいいんですが、ご近所同士のトラブルになりたくないという気持ちが強くて、注意できないという人たちもいます。また、勇気を出して優しく注意したつもりなんですが、注意をしたその日から、なんと近所の人からの*9いじめや無視などが始まって、とても居づらくなってしまうっていうような人もいるそうなんです。この問題、本当に頭が痛いですよね。
あの、道路族とはちょっと違うんですが、以前に一つ問題になったことがあります。それは閑静な住宅街に保育園を作る計画があるというニュースだったんですが、その地域の人たちが大反対をして結局保育園を作ることができませんでした。保育園を作る側の意見としては、今、日本では全国的に待機児童と言って、保育園に入りたいんだけれども、入りたい子どもの方が保育園の数よりも圧倒的に多くて、順番待ちをしている状態でなかなか保育園に入園できないっていう子供たちがとても多いんですよね。そうした問題を解消するためにも保育園の数を増やして、待機児童を減らすという取り組みが行われています。そのために保育園を新設するというのは大変良いことなんですが、近所の人にとってみると、保育園が静かな住宅街の中にできるというのは、騒音でしかないということなんです。
確かに子供たちが遊ぶ声や、*10お遊戯会や運動会などが行われる際には、それに向けた練習などで毎日大きな音で音楽をかけたりなんていうこともあるんですね。また、毎朝毎晩の送り迎えで集まる保護者の人たちの話し声や、車の騒音、また迷惑駐車の問題なども結構あるんです。
もう定年退職をしてしまって家で静かに過ごしたいと考えているお年寄りなどにとってみると、せっかく静かな場所を選んで老後を過ごそうと思ったのに、これじゃあ一日が*11台無しだということなんですよね。始めから幼稚園や保育園、小学校などが近くにあると分かって住んでいる場合にはいいんですが、自分が先に住んでいて、後からそういった施設ができるということになると、もし、ここに保育園ができることを知っていれば、ここに引っ越して来なかったという意見の人も、勿論いるわけなんですよね。
これは一つの社会問題として取り上げられることなんですが、騒音を嫌がる方の人達も、また保育園を作りたいと願う人たちも、それぞれの立場に立って見ると、やっぱりそれぞれの意見があるわけなんですよね。
ただ、ひとつだけはっきりしていることがあります。それは何かというと、子供達には何の責任もないっていうことなんですよね。ですから、大きな声を出して騒いでいる子供を見ると、ついつい注意したくなってしまいますが、そういった子供達には罪がないということを子供たちを叱る前に、もう一度、大人が考え直してみる必要があるようです。トークコーナー、今日のテーマは「恐怖の道路族」でした。
*1今更(いまさら)=现在才
*2袋小路(ふくろこうじ)=死胡同
*3滅多(めった)に~ない=不多,不常,稀少
*4のびのびと=轻松,悠闲,自由
*5紛(まぎ)らわす=排遣,解,消
*6煩(わずら)わしい=烦人
*7ついつい=不知不觉,无意中
*8おしゃべりに花が咲く=聊天儿聊得热烈起来
*9いじめ=欺负人
*10お遊戯会(ゆうぎかい)=表演会
*11台無(だいな)し=弄坏,糟蹋
確かに、子供 罪がいないんですが、騒音をつくてくれて、ほんとに迷惑になってしまうな。
丹羽日语fm 回复 @陶然_5ds: そうですね。難しい問題ですねー。
先生、私も福岡県にいます。
丹羽日语fm 回复 @雾嘟嘟: ご近所ですね!
毎回トークコーナーの内容は面白くて、色々な考えを生み出しました。先生の番組をずっと応援しますよ^ ^
240607 いちばんうるさいと思う時は運動会の時と新入学生の軍訓の時です。ただの声じゃなくてスピーカーを使ってるから部屋全体が響くくらいです。
哈哈,能发弹幕了啊
好き😘
丹羽日语fm 回复 @再见极乐鸟: ありがとうございます😊
毎日聞いています。本当にありがとうございます😊
赞👍👍👍
丹羽日语fm 回复 @1390011dbly: ありがとうございます!
声音有点轻,手机要调很大音量才听的清楚
丹羽日语fm 回复 @菲菲棉花糖: 聴いてくれてありがとうございます😊
更新が早いですね 道路で遊ぶのはやはり危ないと思います
丹羽日语fm 回复 @麒麟到此: コメントありがとうございます。これからも宜しくお願いします