2020/3/9 NHK 日本の介護事業所 衛生用品について

介護事業所 消毒用アルコールなどの衛生用品 不足が深刻化

こうしたなか、全国の介護事業所の２割余りで消毒用アルコールの在庫がなくなるなど、衛生用品の不足が深刻化していることがわかりました。

「全国介護事業者連盟」が今月３日と４日に全国の特別養護老人ホームやデイサービスなどおよそ6000の事業所を対象に行い、1600余りから回答を得ました。

この中で消毒用のアルコールについて今月、必要な量が確保できているか聞いたところ、「すでに在庫がない」と回答した事業所が25％に上りました。

「必要な量の半分程度しか確保できていない」が14％、「確保できている」は22％でした。

また、マスクも８％の事業所が「すでに在庫がなくなっている」と回答し、「必要な量が確保できている」は14％でした。

全国介護事業者連盟は「多くの事業所では、衛生用品を確保する見通しが立っていない。高齢者は感染した際に重症化のリスクが高く、衛生用品の不足が続けば、サービスの提供が難しくなることも考えられ、国に対応を求めていきたい」としています。