第1章 05アニメーションと私

第1章 05アニメーションと私

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用户评论
  • milibaby米莉

    アニメーションと私 ある日、私は、とうとう父の八ミリ撮影機を持ち出して、縁側に据え付け、アニメーションの製作に取り掛かった。やっと取り終わって、現像ができるのを待ちかねたように映写してみた。ところが、出来上がったアニメーションは、ちかちかとして大変見にくいものだった。私は、がっかりしたが、アニメーションには想像もつかないほど大変な数の絵と手間が必要なのだということを、子ども心に悟ったのだった。

  • milibaby米莉

    子どもの時に取り付かれたアニメーションに対する興味は、大人になってからも変わらず、少しずつ勉強を重ねていった。特に、l#ミッキーマウスr#やなど、ディズニーの作品は欠かさずに見て、研究した。中でも、l#バンビr#の素晴らしさには、すっかりとりこになってしまった。毎日毎日映画館に通い続け、しまいには、係の人に変な目で見られるようになった。それもそうだろう、なんと百回以上も、このl#バンビr#を見たのだから。おかげで、シカやウサギの動作、台詞、背景の工夫、音楽の音符の一つ一つに至るまで、全て暗記してしまった。そして、私も、それまでにない優れた作品を作ってみたいと、一層強く思うようになった。

  • milibaby米莉

    译文

  • milibaby米莉

    やがて、私は、本格的にアニメーションの製作に取りかかることにした。初め、集まった仲間は総勢六人だった。皆んなで話し合って、三十分ほどの実験的な作品を作ることに決めた。そして、このl#ある街角の物語r#という最初のアニメーションは、私たちの記念すべき作品となった。